提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


一代交配「あまいんです88」スイートコーン -甘さが自慢!抑制栽培も可能な中生イエロー種

2011年10月27日


●育成の背景
 甘さが自慢の中早生品種「あまいんです」より熟期が遅く甘くてボリュームのある品種が求められている。「あまいんです88」は従来の品種より甘さとボリュームを重視して開発した。

●品種特性
① 熟期88日タイプの中生イエロー種。
② 草丈は180cm程度で、側枝は2~3本発生する。
③ 包葉のかぶりが深く、実をしっかり包むので鳥害が少ない。
④ 皮付き450g以上の大穂となる。先端充実が良く、粒の並びがきれいで、見た目が美しい。
⑤ 粒が柔らかく、上品な甘さがあり、市場性が高い。
⑥ 抑制栽培が可能。

●栽培のポイント
① 元肥、追肥を合わせて、N、P、Kの3要素を成分量で10aあたり25kg程度ずつを目安とする。堆肥などの有機物を施用して地力を付けておくとボリュームのある収穫物が取れる。微量要素なども合わせて施用すると良い。
② 早生品種より通路を広めにとり、採光量を確保する。9230マルチ使用の場合、通路を90~100cm程度とる。栽植密度本数は3,800~4,000本/10a。
③ 中生品種なので早播きは避けて適期に播種する。温度が低い時期の栽培では、播種粒数は1穴2~3粒、播種深度は2~3㎝に成るように覆土し、発芽を一斉にさせ、初期生育を均一にする。
④ 先端不稔の発生 :開花受粉時の栄養状態が大きく影響する。日照不足、乾燥、多雨、登熟期適温(23℃)との差があると発生しやすくなる。
⑤ 副房の発生:低温の影響が強い。発生防止には(a)初期生育を旺盛にする、(b)密植を避けて日照条件を良好にする、(c)開花受粉時に乾燥している場合は十分に灌水を行うなどの対策が効果的である。


●問い合わせ
渡辺農事 株式会社
〒278-0006 千葉県野田市柳沢13
TEL04-7124-0111