普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

就農状況調査

2017.06. 8

 新規就農者の確保は、全国共通の普及課題かと思いますが、この日は、経営継承して就農したSさんの状況調査です。
 本人が色々と答えている後ろには、「本当かよ~」みたいな感じで、ほほえんでいるご両親がいます。
 自宅周辺の調整作業場の装備状況や広大な圃場を見せてもらい、感服したのは私だけでしょうか。こんな経営であれば、後継者はみんな帰ってくるよなあ、と思った次第です。


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左 :関係者あげての支援。色々と聞くにも、ベテラン普及員の味があります
右 :畑の野菜をほめるべきか、きれいな青空に感動すべきか。普及員でよかった、と思う瞬間でした


 この地域はもともと畑作地帯で、最近では露地野菜や施設野菜の一大産地。
 基幹産業は農業です!! と叫べる、わが県で間違いなく中山間地域の一等地。
 ですが、地元の保育所は定員オーバーで、すぐには入れない状態です。少子高齢化に歯止めをかけるのは地域農業、とでも言わねばなりません。


 そこで気をつけたいのは、「数件の大規模農家だけでは、こうはならない」ということ。地域の皆さんが産地としてバリバリやっているからこそ、保育所が足りないほどの『中山間地域』になっているということです。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

青森県
田島聖一

排水不良ほ場対策について

2017.06. 5

 5月10日、JA十和田おいらせ農業技術センターにおいて、自動操舵トラクターによるごぼうの植溝掘り作業が行われました。


 上北地域ではながいも、にんにく、ごぼう等の根菜類が主力ですが、昨年の台風等の大雨により特に排水不良のほ場において腐敗等の被害が多く出ました。
 そこで今年は全国システム化研究会の事業を活用し、複数の排水技術の組み合わせによりごぼうの生育、収量に及ぼす効果を検討することにしました。

 試験は、額縁明渠を掘ったほ場の中に実証区として全面パラソイラ処理区と弾丸暗渠による通路の溝切り区を設け、慣行区と比較します。
 また、作業の効率化を計測するため、植溝掘り作業及び収穫作業をトラクターの自動操舵と手動操作での比較を行います。


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左 :普及振興室、野菜研究所、JA十和田おいらせ、全農あおもり、農機メーカー等、関係機関が参加した。
右 :トレンチャー耕起作業


 植溝をまっすぐ掘るには熟練の腕が必要です。今回、初めて自動操舵トラクターの作業を見たのですが、できあがりを見て機械の精度に驚きました。これなら不慣れな方でもベテランの方と同等の作業が可能となります。
 次回は、弾丸暗渠による通路の溝切り作業を行います。


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自動操舵での作業区(左)と手動での作業区(右)

田島聖一

青森県上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室に配属となり3年目。前職は農協職員として販売業務を中心に産地形成に携わる。野菜・果樹・花きの基本を先輩から教えていただき、現場を通じて日々勉強中。

大分県
塩崎洋一

経営研修会

2017.06. 1

 経営の普及活動というと、とても多岐に渡ります。
 まずは解釈の入り口ですが、例えば、技術指導です。各部門担当者が専門技術に即して指導するイメージですが、経営指導の上からは、経営改善のための技術指導となります。


 昔、ある大先輩が「指導といっても色々ある。農家のハウスや牛舎の中で作物をとらえての部分的な指導を言うのか、農家の経営全体をとらえての指導か。ファームマネジメント、という言葉でいえば、指導は後者になる。その場合は、技術指導だけではない、今からの時代はこれだ。」という意味合いを話していました。

 普及活動の内容は、行政組織のためか、「これはこれ、あれはあれ」と分けられることが多いような気がします。経営の普及活動と言っても、簿記は簿記、資金は資金、生産技術は部門担当、という具合です。ですが、すべてが繋がって、融合して、決算書の数字が作られているはず。


 私のもともとの専門は畜産ですが、例えば、園芸の経営に関わった場合には、利益、回転率、反収などなど、畜産であろうが園芸であろうが共通する指標を聞きながら、数字を組み立てていきます。そうして農場の流れや問題点などが見えてくると、「経営体の現状のスキルで何ができるか、どこまでできるか」をやりとりしながら進めていきます。

 経営再建に関わった場合は、特に、「今、何ができるか」これが重要かと思います。もちろん、この病気にはこの薬、といった専門技術は部門担当の役割です。
 そして、こうした農場の状況を把握する第一歩が、数字を並べることです。

 
・・・みたいな研修会を、若手中心に行いました。あと何回かおこなう予定です。


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みなさん、堅くなっているような気がしましたが、きっと何かをつかんでくれたと思います

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

青森県
田島聖一

第2回ながいも早掘りNo1決定戦を開催

2017.05.11

 4月2日、「第2回ながいも早掘りNo1決定戦」が青森県十和田市で開催されました。
 このイベントは昨年からJA十和田おいらせながいも部会や農業普及振興室、JA、全農あおもりが実行委員となり、管内の名産品であるながいもの掘り取りを体験することで、市民の方にも収穫の苦労や喜び等を感じてもらうことを目的として開催しています。


 参加者はスコップを使い、掘ったながいものきれいさや掘り取り時間を競いました。
 今年は農家部門12チーム、一般部門6チーム、親子掘り取り体験部門に9家族が参加しました。
 農家部門では慣れた手つきで次々と掘り上げていきましたが、そのほかの参加者はながいもを傷つけたり、途中で折れてしまうなど苦戦しました。見かねたベテランの農家からアドバイスをもらい、きれいに掘れると畑には歓声が上がりました。


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左 :開会宣言 / 右 :白熱した勝負!


 競技終了後には、野菜ソムリエが腕をふるったながいも料理がずらりと並び、参加者全員が掘り取ったばかりのながいもを堪能し、大会は大成功に終わりました。


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左 :子ども達も一緒に掘っています / 右 :掘ったながいもを野菜ソムリエの皆さんがその場で調理してくれました

田島聖一

青森県上北地域県民局地域農林水産部農業普及振興室に配属となり3年目。前職は農協職員として販売業務を中心に産地形成に携わる。野菜・果樹・花きの基本を先輩から教えていただき、現場を通じて日々勉強中。

大分県
塩崎洋一

着任しました

2017.04.25

 大分県は豊後国、中でも奥豊後と言われるのが、今回の管轄となった竹田市、豊後大野市です。
 平成の9年から3年間、行政担当として竹田管内には勤務したことがあり、なんとか地理感はあるようなところですが、20年近くなりますので、部分的にはとても風景が変わっています。前任地との最大の違いは、海がない、ことです。そのためか、お昼の風景も変わりました。
 ここでは、またまた、経営担当がおもな仕事です。よろしくお願いします。


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『東洋のナイアガラ』といわれる豊後大野市「原尻の滝」


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『九州アルプス』といわれる久住の山なみ

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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