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福井県
上野直哉

上野直哉

福井県坂井農林総合事務所の上野です。専門は作物(稲・麦・大豆等)で、あわら市、坂井市三国町を担当しています。集落営農や大規模経営農家の支援を行っています。普及員8年目ですが、よろしくお願いします。

子供たちの植えたイネはどうなった?

2009.10.14

 10月に入り、稲の収穫もようやく終わって一段落。稲が刈り取られた水田を見ると、ホッとした気持ちになります。

 今回は、以前ご報告しました、子供たちの農業体験で植えたイネのその後をお伝えします。
 あわら市伊井小学校では、9月にもち米の収穫を行いました。
 鎌を使うので、ケガをしないだろうかとハラハラしながら見守りましたが、子供たちは上手に刈り取りしていました。
 刈ったイネをまとめるのは難しく、農家の方に習いながら少しずつ上達していく子供たちが多かったようです(写真左)
  

  


 イネが乾燥した後は、昔ながらの足ふみ脱穀機で脱穀をしました。脱穀したモミに混ざっているゴミを取り除くために、「とうみ」という装置を使います。
 「とうみ」は、今ではほとんど使われておらず、子供たち全員が初めて目にするものでした。風で軽いゴミだけを飛ばしてしまうしくみを教えてもらい、その単純だけど素晴らしい思いつきに感心していたようです(写真右)
 別の機械でモミガラを取り除くと、ようやく約100キロのもち米玄米になりました。

 11月には農家の方も交えて、みんなで餅つきを行う予定です。
 自分たちの作った餅がどんな味になるのか、楽しみですね。

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田んぼの大豆には工夫が必要だ!

2009.08.25

大豆といえば、普通は豆腐やお味噌、納豆などいろんな食べ物を連想しますね。
しかし、生産者サイドからすると、「最近は収量が少ないなあ。草も生えるし手間がかかるなあ」という、困った作物になってきています。

ちなみに、私の担当地域である坂井地区では、大麦の収穫後には約700ha近くの大豆が作付されており、水田の主力作物には間違いないのですが、近年は収量が伸びず、関係者も頭を悩ませているところです。


収量が低下した原因の一つに、種をまいた後に湿害を受けることが挙げられます。
この湿害回避を目的として、昨年から、“うね”を立てながら同時に種をまく手法を試験的に取り入れています。

右上の写真のように、ロータリで通った後が“うね”になっているのが分かりますか?
ロータリの刃の配列を変えるだけで“うね”ができていくのです。このようにして、“うね”を作りながら同時にその上に種をまくことで、その後に雨が降っても湿害を受けにくくするのです。


その結果は・・・写真(左下)のとおりです。
こちらでは、種をまいた約2週間後に大雨が降り、一部の田んぼでは、せっかく芽が出た大豆が湿害で枯れてしまったところもありました。しかし、“うね”を作った圃場ではこのとおり、水は溝にしかありませんね。

  


大豆もその後順調に生育して、現在は人が埋まってしまうほど大きくなっています。(写真右上)今では花も咲き終えて、小さな莢ができています。
しかし、収穫までにはまだまだ時間がかかります。気を抜くことはできません…。


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農業体験が花盛り!

2009.07. 6

 福井では、6月下旬の梅雨入り後、しばらく空梅雨模様でしたが、最近は雨が続いています。大豆の管理作業などに遅れが出ないか、少し心配している毎日です。

 ところで、今年も管内のいろいろなところで、農業体験会が行われています。
 小学生による田植え体験やサツマイモオーナー園など、地元の生産者やJAの協力を得て、たくさんの方が体験会に参加しています。


 田植えの写真は、あわら市で行われた小学校田植え体験の様子です。
 「木枠」を転がして付けた跡に、もち米の苗を手で植えていきます。最初は田んぼに入るのをためらっていた子も、一度入ってしまえば「ムニュムニュして気持ちいい~」とテンションも上がりまくりでした。お約束の尻餅をついてしまう子ももちろんいました。
 秋には収穫体験、もちつき体験などが行われる予定です。


  


 坂井市三国町の浜四郷地区では、毎年恒例のサツマイモオーナー園の苗植えが行われています。
 地元はもちろん近隣の市からも、家族連れや幼稚園児など、合計900人近くが参加しました。暑い中、生産者やJA営農指導員の指導を受けながら、一生懸命に植えていました。
 秋の収穫が待ち遠しいですね。

  


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福井では苗を植えない!?

2009.05.14

 みなさん、はじめまして!福井県の坂井農林総合事務所で、水稲、麦、大豆等を担当している上野です。
 春先は大麦の防除指導や水稲の実証圃を設置したりと、忙しい日々を送っています。最近ではすっかり顔が真っ黒になってしまいました。


 福井では田植え風景が変わりつつあります!!
 左の写真のように、田植機が通った後でも、苗が植わっていません。省力化、低コスト化につながることから、県内ではこのような直播栽培面積が年々増加しています
 また、中央の写真のように、無人ヘリを利用した播種も、一部では行われています。右の写真のように、種籾に酸素発生剤を粉衣して播種しています。


 無人ヘリを利用した播種 種籾に酸素発生剤を粉衣して播種  

    
 一昔前は、芽が出てこなかったり倒伏したりと、問題の多かった直播栽培ですが、高精度条播栽培を導入してからは安定した収量が得られています。でも、播種してから芽が出てくるまでの、農家の方のドキドキ感は相変わらずですが・・・。

 今後も、マイペースで普及活動を紹介させていただきます。どうぞ、よろしくお願いします。


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