普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
   普及指導員とは・・・こちら

RSS

埼玉県
鈴木知子

試験場に検査を依頼

2009.01. 5

 農家から植物の病気や害虫の診断を依頼された場合、見ただけでわかるものはその場で回答し対策を指導します。
 よくわからない場合(よくわからないことが結構多い・・・)は持ち帰って調べた上で回答します。書物やインターネットですぐにわかることもあれば、1日~数日ビニール袋に入れて培養し、増殖したカビを顕微鏡で観察して判断することもあります。それでもわからない場合は、試験場に診断を依頼します。


 先日、キク農家から、「生育が悪いのか草丈が低い株があるのだけど・・・。」との相談を受けました。
 キクには、ウイルスより小さい植物病原体・ウイロイドによるわい化病という病気があります。もしかしたらウイロイドに感染しているかもしれない、そうだとしたら試験場に検定を依頼するしかないと考え、サンプルとなる株を採取して早速試験場へ持参したところ、県農林総合研究センター生物機能担当の平野専門研究員が対応してくれました。


ハウスの中で育つキク。ここは順調  生育が劣る株を調べる平野専門研究員。 県農林総合研究センター園芸研究所にて
左 :ハウスの中で育つキク。ここは順調 / 右 :生育が劣る株を調べる平野専門研究員。 県農林総合研究センター園芸研究所にて
   

 数日後、検定結果がメールで届きました。お願いしたウイロイドだけでなく、主要な病害のウイルスについても検定を行っていただき、全て陰性(病気ではない)とのことでした。
 農家に連絡したところ、おそらく親株の選抜が悪くて草丈の低い系統の苗が混ざったのだろうと納得してもらいました。


(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

鈴木知子

埼玉県さいたま農林振興センター普及部の技術普及担当で、主に花植木と経営を担当しています。 埼玉県では女性農業改良普及員の1期生です。 農家と、若手の普及指導員が、夢を持って活動できるように支援していきたいと考えています。

上へ戻る

カレンダー

loading ...

みんなの農業広場に戻る