普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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岩手県
中森忠義

中森忠義

岩手県中央農業改良普及センターの滝沢村駐在で、主に畜産を担当しております。 本県の畜産は、養豚や養鶏もありますが、主に関わっているのは、酪農経営・黒毛和種(肉用牛)の繁殖経営・日本短角種の振興などです。

当普及センターでも軽自動車は人気です

2009.03.31

 私の所属する普及センターは少し特殊な環境で、畜産を担当する普及指導員のみ4名が、畜産研究所という県の研究機関の事務所の一核に、研究員と同居する形で、駐在しています。
 これは、試験研究機関との、より密接に連携した普及活動を目的としています。


 その4名が効率的な普及活動を行えるようにと、3台の公用車が配備されています。2台は普通車・1台は軽自動車です。

 軽自動車については、2月23日の佐光さんの記事同様、とても重宝で、人気があります。私が好んで軽自動車を利用するだけかもしれませんが。

 その理由は、やはりなんと言っても、農場を巡回しての支援活動や、圃場などの調査において、小回りが効いて乗りやすい、ということです。
 4名はそれぞれ担当分野があるため、調査や巡回では、3名以上がセットで移動する場合はかなり少なく、1名または2名での移動がほとんどです。

かなり距離数は走っていますが、貴重な戦力  最近は平日も割引になりました、ETCです
左 :かなり距離数は走っていますが、貴重な戦力 / 右 :最近は平日も割引になりました、ETCです


 私が好んで、この車を選択する大きな理由がもう一つあります。FMラジオが聴けるのです。
 私たちは、県域での普及活動ということもあり、長距離の移動も多く、高速道路を使う場合には、ETC付きの普通車を利用しますが、高速を使わず移動する場合も多く、気象や交通情報を入手しつつ、快適に移動するためにもラジオは必需品です。
 もちろん、車中では、その日の活動計画の再確認や、結果の考察なども行いますが・・・・。


 年度末になりました。近くの山々はまだ真っ白ですが、あと1ヵ月もすると、飼料作物の種まきも始まります。
 冬期間、私たち普及指導員は、様々な種(提案や企画)を現地に播いてきました。それらも芽を出すように、普及指導員の活動は継続されます。

南部片富士(岩手山)と畜産研究所の圃場
南部片富士(岩手山)と畜産研究所の圃場

 昨年から執筆させていただいたブログですが、私の分はこれで最終回となります。大変拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
 食料を生産してくれる農業者さんらを支援する、私たち普及指導員による普及活動の、楽しさ・奥深さ・難しさの一面だけでもご理解いただけると幸いです。
ありがとうございました。


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タヌキにだまされた!?

2009.03.13

 私が勤務する岩手県、現在は住宅地や国道には全く積雪がありませんが、少し山に行くと、下の写真のようにまだまだ雪がたくさん残っており、吹雪となることも、希にあります。



普及活動の移動中にちょっと車を止めて撮影(2009/03/12)


 先日、吹雪の中、メイン業務が一件終わった後の夕方から夜になる時間帯、とある農場に向かって車を走らせておりました。
 真っ暗な上に吹雪でしたから、車のライトはロービームにして、少し速度を落として走行中、あと少しで目的の農場、というところまで来た時、道路を横切る動物が!!!!

 多分、アナグマかタヌキだったことでしょう。
 私はできる限りの急ブレーキをかけ(といってもロックしないよう注意しながら)、適度なハンドル操作で動物を回避しました。
 その動物は、一度道路の真ん中に出てきた後、Uターンして、道路脇に消えていきましたので、無駄な殺生をすることなく済みました。

 ほっとしながら、左折して目的の農場に入ったつもりでしたが、そこは全く知らない場所でした。
 数秒考えて、慌てて一本手前を左折したことに気がつきましたが、これがいわゆる「タヌキに化かされた状態」なのかな、と思いました。
 気をつけて元の道路に戻り、さらに1本奥の道路を左折すると、目的の農場はきちんとありました。


 車のライトでも「狸寝入り」はしなかったので、あの動物はアナグマだったことでしょう。
 「さらに、ゆっくりと安全運転しなさい」というお告げだったのかもしれません。

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普及活動における二番目の楽しみ

2009.03.10

 私たち普及指導員の活動は、農業者や農業者らが属する地域や組織を対象としています。

 普及活動の結果、望ましい変化が確認され、その対象者から「良い情報をもらえました」とか、生産性や経営者の意識・地域の構造などに「良い変化がありました」といった報告の言葉をいただくことは、最も嬉しい瞬間であり、普及指導員をやっていて良かったと感じる時です。

 普及指導員は、全国に約八千人が配置されています。時に都道府県を越え、共通の課題について、情報の共有や、検討を行うことがあります。

 こうした検討会等に参加すると、以前お会いした他県の普及指導員や、試験研究機関の方々との再会の他、新たな出会いや、さらには新たな知見が得られるなどの効果もあり、普及指導員をやっていて良かったと感じることが多くあります。

スライドを用いて説明する筆者  スライドを用いて説明する筆者
スライドを用いて説明する筆者


 この日は、東北農政局が主催する、自給飼料増産を目的としたシンポジウムが開催され、本県の「トウモロコシを中心とした自給飼料増産の取り組み」について発表しました。

 報告に際しては、質問・意見・感想をいただくことが出来、大変良かったほか、やはり以前研修でご一緒した、他県の普及指導員や大学の同窓生などとも会い、情報交換ができました。

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畜産経営における機械の導入について

2009.01. 8

 現在の畜産経営においては、数万円程度のものから、数千万円するものまで、様々な機械が利用されています。
 このブログでも一度、「細断型ロールベーラ」という飼料の収穫機械の利用について記載をしました。
 畜産経営における機械利用は、大規模な経営を行い、かつ省力的な作業のためには、極めて有効な手段です。

 一方、機械の利用には、コスト増や従来の作業体系の変更など、様々なデメリットがある場合もあり、導入条件や導入後の経営試算を行う必要があります。
 また、機械導入後に、当初計画どおりの能力が発揮できない場合もあることから、導入後の活用方法について、普及指導員が技術支援を行うこともあります。


 酪農経営においては、搾乳(=いわゆる乳しぼり)作業を人に代わって行う「搾乳ロボット」が一部農場で導入され始めており、その利用者らを対象とした現地検討会を開催しました。

搾乳ロボット。牛の前肢と腹が見えています  ただいま順番待ち中。
左 :搾乳ロボット。牛の前肢と腹が見えています。牛が中に入ると、ロボットは個体を識別し、ブラシで乳頭を洗浄後、記録された乳頭の配置情報をもとに、4本の乳頭の位置を確認しながら、ミルカー(搾乳機械)を装着します。搾乳が終了するとゲートが開き、牛は自分で退出します。
右 :ただいま順番待ち中。


 検討会では、各経営の課題やロボットの稼働状況などを紹介し、今後協力して解決すべき課題を確認したほか、試験研究機関での最新の情報(=研究成果)についても検討しました。



概要説明の後、牛や牛舎・機械を見ながら、参加者・農場主らで検討を行います。この後は、会議室に移動して研修会を行いました。


 私たち普及指導員は、既に機械を導入している方々が、より効率的に機械を利用できるよう支援するほか、導入を検討している方々が正しい判断ができるよう、情報を提供するなどの支援を行います。また、必要に応じて、試験研究機関での試験研究の実施を働きかけます。

 本県の畜産研究所にも搾乳ロボットが導入されており、1,200戸ある酪農家のうち、9戸に10台の搾乳ロボットが導入されています。


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Merry Xmas! & Happy New Year!

2008.12.25

 今年も残り少なくなりました。

 春からこのブログを執筆することになり、私たち普及指導員の活動について、わかりやすく紹介したつもりでしたが、いかがでしたでしょうか?
 まだ紹介しきれていない部分がありますので、来年も、少しずつ紹介させていただきます。

 良い年をお迎えください。

  
訪問した農場での様子。ここの乳牛たちはつながれておらず、自由に動き回り、ベッドが用意されておりそこで休息します。「フリーストール」という飼養形態です。写真の状況は、餌を配る機械がやってきて(BGMは『赤鼻のトナカイ』)、牛たちは並んで食べているところです。


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