普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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佐賀県
平野稔邦

平野稔邦

佐賀県杵藤農林事務所藤津農業改良普及センターで果樹を担当しています。佐賀県ではテレワーク推進の一環で普及指導員は、一人一台のタブレット端末を持ち日々の普及活動に活かしています。タブレットを活用した普及活動を中心に、産地の動き等を紹介します。

みかん園地をドローンで撮影!

2016.11.21

 先日、佐賀県農業試験研究センター所有のドローンを使って、果樹園を空撮しました。
 天候も良く、ドローンを飛ばすには絶好な条件で、思った以上に安定した画像の撮影ができました。


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農試の担当者がオペレーター


 「大規模な基盤整備園」「隔年交互栽培園」「大規模な根域制限栽培園団地」「放牧による耕作放棄地対策園」等、さまざまな角度とスピードでドローンを飛ばし、写真と動画を撮影したところです。
 効率的に良い映像を撮るには、どの方向からどう撮影するか、ドローンを飛ばす以前にイメージできるかがポイントのようでした。


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大規模基盤整備園の撮影(左)と、上空からの撮影(右)


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左 :有明海をバックにした根域制限栽培団地
右 :隔年交互栽培園を上空から


 今回は、どんな感じで飛び、どんな映像が撮れるのかを体験するのが目的でしたが、普及指導上においても、マルチ被覆や改植の現地確認や細かい列植図の作成、耕作放棄地の確認と対策等、いろいろな活用方法が見込めることが分かりました。
 活用場面をきっちり整理して、今後積極的に導入を検討していきたいと考えています。

普及活動へのタブレット端末の活用法を講演!

2016.10.17

 9月29、30日に、普及活動の創意工夫・改善や独創性に富む優良事例を各県代表が発表する、「第4回農業普及活動高度化発表会」が開催されました。
 その中の記念講演として、タブレットを先駆的に導入した佐賀県を代表し、「タブレット情報端末の普及指導への活用法」と題した講演をしてきました。


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 普及活動の優秀な成果を発表する大会の中で、「普及活動にどのようにタブレットを活用しているか」という、あくまでも普及活動の手段を講演するのは若干気が引ける思いでしたが、テレワークの一環として導入された経緯から、実演を主体に、普及活動で利用しているアプリの説明まで、持ち時間いっぱいで、なんとか講演することができました。


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左 :モバイルワークの効果について説明
右 :地図情報が付与された圃場の画像を地図上にマッピング


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普及現場での具体的な活用方法を説明。現地研修会での活用状況(左)と圃場の調査内容の記録について(右)


 導入を検討されている県の方々から数多くの質問を受け、多くの方々に興味深く受け止められているのだと感じました。

 先進的に導入している佐賀県の普及員としては、さらにタブレットの利用価値を高めて、普及活動を効率化・高度化していく必要を感じた大会となりました。

現地圃場からWebカメラ中継!!

2016.07.26

 佐賀県内の他産地で開催されている「温州みかんの根域制限栽培研修会」に、タブレット端末のアプリを利用して、当地区の現地圃場からカメラ中継で参加をしました。

 現地圃場の案内や、当地区の根域制限栽培の生育状況、生産管理の体制や新規での取り組み状況等について説明を行いました。いわゆる、Webカメラ中継による現地視察研修会みたいな感じです。


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タブレットを活用したWebカメラ中継の様子(必要な部分を撮影しながら会話)


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タブレットの映像 (中央の大画面が相手側、右下の小画面が撮影者側)


 今回は、現地対現地でこちらを案内する形でしたが、以前には、当地区のハウスみかんの研修会において、東松浦普及センターに依頼したこともありました。省エネや統合環境制御に関する先進的な取り組みの現地圃場を、こちらの会場内のプロジェクターで生産者に見てもらい、質疑等も行っています。


 これらのカメラ中継は、一般的な資料や写真等での研修会に比べ、現地の今の状況を見ながら対話することで、生産者とのやり取りも弾み、研修会の活気も高まります。また、生産者自身が移動することなく他産地とのやり取りができ、効率的な情報交換に役立っています。


 今後も県内の普及センター同士で協力し、普及支援活動の一つの手法として積極的に活用していきたいと考えています。

テレワークの取材で普及活動をアピール!!

2016.05.27

 佐賀県庁では積極的にテレワークに取り組んでおり、在宅勤務やサテライト勤務、モバイルワーク等を実施することで、効率的な勤務体制の構築に役立て、組織としての生産性の向上をめざしています。


 さて先日、BSJAPANから佐賀県のテレワークの取り組みについての取材がありました。
 その中で、現地でのタブレットの利用状況での取材依頼があり、当普及センターの果樹担当で取材を受けたところです。

 生産者への指導や研修会・会議等の業務で当たり前のようにタブレットを活用している中、今回は生産者から問い合わせがあった、ブドウの着色障害であるマンガン欠乏症(通称:ごましお)の対策について、生産者宅に訪問し、指導を行うところを撮影されました。


 通常デラウェアで発生が多く、巨峰が中心の当産地では、これまで問題になったことが少ない症状でした。生産者も処理は初めてということでしたので、発生している症状を写真で確認してもらいました(発生していたのは昨年なので)。


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生産者に写真を見せて、症状を確認しているところ


 また、生産者が対策として準備していた硫酸マンガン資材を確かめた上で、具体的な処理方法について指導を行いました。無核化のための2回目のジベレリン処理時に混用するのが具体的な処理方法ですが、0.5%になるための資材の混用量を確認しました。


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生育状況を確認し、処理時期を検討しているところ


 生産者と話をした中では、他の園でも発生があるということなので、部会全体で発生状況を確認し、要因とされる土壌pHの調査を行い対応していこうと、担当内では話をしています。


 ちなみに、BSJSPANでの放送は、6月11日(土)17:30からの番組内で紹介されるようです。興味のある方は、ご覧ください。

「温州みかんの根域制限栽培」研修会

2016.04.22

 当地区は温州みかんを中心とした果樹産地です。マルチ栽培をすすめ、品質向上を図っていますが、所得に結びつく高品質なブランド品が安定的に生産できず、課題となっています。


 ただ、その中でも、根域を制限した高畝で温州みかんを栽培することで、どんな気象条件でも水分コントロールが可能となり、安定的にブランド品づくりが行えています。初期の導入費用と細かい水分管理は必要ですが、糖度は平均13度を超え、昨年のブランド率は平均80%と高く、高収益が確保できる栽培法として、産地全体でも推進している所です。


 そんな中、今年は気象条件の影響が大きいためか、産地全体の温州みかんで着花過多の状況になっています。細かい栽培管理で隔年結果対策を行ってきた根域制限栽培園でも例外ではありません。異常に多く着生した花が咲いてしまうと、樹勢の低下や隔年結果につながるため、今回は手作業で蕾を落とす摘蕾の方法について、現地で研修会を行いました。


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手作業での摘蕾作業は大変ですが、これが最も効果的な対策です。処理の方法等を実演しながら研修会を開催しました


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また、昨年摘蕾作業をした作業状況の動画と現在の状況を見比べることで、生産者に摘蕾作業の効果をより理解してもらうことができました。こんな時、一人一台のタブレット端末が役立ちます


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隔年結果対策は摘蕾の実践あるのみと、生産者の作業への意気込みが感じられました


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