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青森県
伊藤和彦

伊藤和彦

青森県上北地域県民局農業普及振興室で野菜の産地育成を担当しております。仕事のストレスを家の家庭菜園で癒し、家庭菜園の疲れを忘れて普及活動を行っております。

無人販売所「白石山の恵み」反省会

2016.12. 5

11月6日、七戸町白石分館地区にある無人販売所「白石山(しろいし)の恵み」の反省会が行われました。
 「白石山の恵み」は昨年から営業しており、今年の売上げは5~10月までの6か月間で前年比185%と好調でした。この売上げの伸びは、住民の予想を大きく上回るもので、大きな自信となりました。


 この無人販売所は、集落活性化を目的に設置されたことから、売上げの2割は地域のために使うこととしており、少子化に伴い休止していた夏祭りと、同集落で歌い継がれてきた「上原子のナニャドヤラ盆踊り」の復活にも活用されています。
 人口減少や高齢化が進む中で、白石分館地区の取組はささやかな事例かもしれませんが、住民のやる気を引き出し、将来につながるきっかけとなりました。


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左 :一生懸命に勉強しました  / 右 :手作りの無人販売所です


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感謝の気持ちをいただきました


 農業普及振興室では、この地域において、2年間で計11回の野菜栽培講習会を行うなど、地域の活動を支援してきました。
 住民からは「2年間ありがとうございました」と感謝の言葉が相次ぎ、非常に充実した時間を過ごすことができました。改めて地域に密着した普及活動の大切さを実感しました。

共進会審査を行いました

2016.11.28

 11月4日、「平成28年度東北町生き活き産業文化まつり」の行事として開催された、東北町役場主催「農林畜産物共進会」と、ゆうき青森農協主催「第40回東北町ながいも共進会」で審査を行ってきました。


 「農林畜産物共進会」は、地域の特産であるだいこん、ごぼう等野菜類、穀類、飼料作物を含め計116点が出品され、「ながいも共進会」には、ながいも104点が出品されるなど、上北管内で最大規模の共進会となっています。


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左 :真剣に審査を行ってます / 右 :多数出品されたながいも


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選抜したながいもに順位をつけます


 今年は、8月中旬以降、3度の台風による大雨と強風の被害を受け、栽培に苦労した年でしたが、品質の高い農産物が多数出品されており、災害にも負けない農家の努力と高い技術に感動した1日になりました。

夏秋トマトの視察対応をしました

2016.11.18

 夏秋トマトの収穫もほぼ終わりに近づいた10月28日、当管内のJAゆうき青森(七戸町)に、JAごしょつがる(旧木造町)トマト部会が視察に訪れました。

 JAごしょつがるでは、JAゆうき青森と同じ「りんか409」という品種を栽培していることもあり、産地の取組について情報交換をしました。


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一生懸命説明しています


 七戸町とJAゆうき青森では、夏秋トマト栽培を推奨しており、新たに取り組もうとする人のために研修先を斡旋したり、ハウス導入や循環扇設置に対し助成を行っています。これらの取組により、毎年2~3名の新規栽培者を確保しています。

 当県民局からは、現在取り組んでいる秋の裂果を防ぐ「全摘葉」や、アザミウマの侵入を防ぐ「赤ネット」試験に加え、高温対策に有効な「循環扇」の効果について説明しました。


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左 :裂果を防ぐ「全摘葉」 / 右 :「赤ネット」と「循環扇」


 ひととおりの説明を終え、情報交換となりましたが、灰色かび病対策やトマトトーンの効果的な使い方等について盛り上がり、「いい話を聞かせてもらった!」と、視察に来た農家も満足して帰路につきました。

夏秋トマト反収11tどり技術を学ぶ

2016.11.11

 ゆうき青森農協のトマト生産者が、栽培技術の向上と産地振興を図るため、山形県の山形もがみ農協(大蔵村)で視察研修を行いました。


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説明をする農家(左から2人目)と部会員


 視察先では、ゆうき青森農協と同じ品種「りんか409」を作付けしており、部会生産者の平均反収が11tという、技術レベルが非常に高い産地です。
 ゆうき青森農協では、通常、収穫花房の下葉を1~2枚程度残して、そこから下は除去する葉欠き作業を行ってますが、その作業をほとんど行わずに栽培していました。


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葉が生い茂るハウス内の生育状況


 「りんか409」に多く発生する秋の裂果は、紫外線をカットするUVカットフィルムを使用することであまり問題になっておらず、また、青森県の県南地方で問題となる「やませ」が当地ではないことから、花落ちや規格外が少なく収量が多い要因になっているようでした。

 参加した生産者からは、「品種は同じでも、気候が違うだけじゃなく、ハウスの造りから栽培の考え方まで全然違う、勉強になった!」との感想が寄せられ、有意義な研修となりました。

岩手県のピーマン生産を学ぶ

2016.10.11

 十和田おいらせ農協のピーマン生産者が、栽培技術の向上と産地振興を図るため、東北でも有数の大産地である岩手ふるさと農協(奥州市)で視察研修を行いました。


 視察先では、まず選果施設で、産地づくりの経緯について説明を受けました。
 現在の生産者数は約300名、出荷額約5億円で、選果施設はピーマン生産を始めた昭和53年から、わずか2年後の昭和55年に導入されました。袋詰めの労力負担がなくなり、その労力を活用して規模拡大を図ったため、急速に産地の栽培面積が拡大したとのことで、自分で選別して段ボール詰めを行っている十和田おいらせ農協の生産者は、共同選果の必要性を強く感じていたようです。


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左 :選果場で説明を受ける部会員 / 右 :熱心に質問する生産者


 ほ場研修では、露地栽培でありながら、かん水設備を設置し、通路にはマットを敷いて非常に綺麗な管理を行っていました。栽培のポイントとして、①枝を上に立たせて樹勢を弱くしないことと、②花を落とさないように葉面散布を時期別に使い分けることが重要であるとの説明を受けました。


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通路マットを敷いて綺麗に管理されたほ場


 参加した生産者からは、「今後の産地の方向性について考えさせられた、有意義な研修であった」との感想が得られ、高品質生産と生産拡大に向けた意欲の高まりを感じることができました。

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