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blog_hukyu_kasahara_f.jpg青森県
笠原 均

お祭りには、情報がいっぱい!(その1)

2015.01.20

【転換期を迎えている!】
 乳価の上昇、米価下落、天候不順による野菜の品薄等々・・・農業関係者だけでなく、多くの人が「日本の食料事情」や「農業」が大きな転換期を迎えると感じていることでしょう。

 私達、農業改良普及指導員も、この変化に対応すべく、努力奮励(どりょくふんれい)、一意攻苦(いちいこうく)、粉骨砕身(ふんこつさいしん)の日々であります。
 そんなわけで、これまでまったく携わったことがなかった分野に切り込んで行く機会が非常に増えました。もちろん、ストレスは急上昇しましたが、新しい人と出会い、出会ったすべての人と共に「未来へのドア」を開けているんだと思えば、トキメキを感じることさえあります。


 私も多分にもれず、昨年4月から、これまでまったく関わりのなかった集落へ入り、これまでまったく関わりがなかった分野の仕事を任されることになったのです。

 知らない集団、知らない分野に入るのです。

 私がいきなり集落の公民館へ行って話しをしても、彼らから見れば、「あんた、誰?」の世界です。いきなり、よそ者がいきなり行って小難しい話をすれば、つまみ出されるかもしれません。
 そこで、今の業務になった日から、私はさまざまな手を打っているのですが、その中で、ものすごく手っ取り早く効果的な方法があったので、今回ご紹介したいと思います。


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なんか、入りにくい・・・(イメージ画像)


【ヒントは、意外なところにあった!】
 その方法とは、農協の納涼祭に行くことです。仕事のために身銭を切ってイベントに参加することには賛否両論あると思いますが、にぎやかなところが大好きな私は、お祭りなら、多少多く払っても自分から行きたいくらいです。
 ついでに、散々飲み食いして、さらにビンゴで景品があたって、洗剤セットをもらったあかつきには、参加チケット代に、ちゃっかりお釣りがくるくらいです。


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納涼会をもりあげるJA職員による「みらいバンド」。
おもてなしの気持ちが伝わってきます


 話はすっかりそれてしまいましたが、農協納涼祭には、参加チケット代うんぬんよりも、普及指導員として喉から手が出るほど欲しい情報であふれていることに気が付きました。
 では、さっそく、私が気づいた「そのテーブルの中心人物(リーダー)をチェックする方法をご紹介します。


【チケットの半券を受け取ったら】
 受付でチケットの半券を切って、生ビールとフランクフルトを手に入れたら、ざっと会場内を見回してみます。
 私の地域のイベントでは、りんご箱なんかで大きなテーブルがいくつも作られている場合が多いのです。

 とっかかりは、農協のなじみの指導員に、私がこの日のために作ってきた
「今日、お話をしたい人リスト」を見てもらいます。


kasahara_14_3.jpg
会いたい人リストと書いた「今日、お話をしたい人リスト」。
ポケットに入れて持ち歩きます。
わざとらしく写真に「ぼかし」を入れてますが、これは、実在しない人物名をイメージとして書いてます


 農協の指導員であれば、ほぼ人の名前と顔を覚えています。指導員の指導のもと、私が向かうべきテーブルの順番を決めます。
 続いて、片手に持ったビールをこぼさないように、目的のテーブルに近づきます。相手は、誰も私を知りません。誰もこちらを向きません。当然です(笑)。


【チェックすべきは顔の向きではない!?】
 始めは、年長者や、みんなの顔が向けられている人がリーダーなのかなと思って話しを聞いていましたが、あまり法則性がなく、また一つのテーブルで会話が二分することもあり、なかなかリーダーがわかりません。声が大きい人に顔が向けられている場合もあります。

 そこで注目したのが、そのテーブルを囲む人達の膝の向きです。話をしている人が変わるたびに、周囲の人の顔は、話し手の方へ向けられています。しかし、膝の方向は滅多に変わりません。そして、私が引き出した法則は・・・


「多くの膝が向いている方向の人物がリーダーである可能性が高い!」です。


 膝が向いている方向は、自然と顔を向けやすく、よく見ていれば、その方向の人に耳を傾けている機会が多いです。


 なお、私の行っている中心人物(リーダー)は、なんらかの役職ではなく、回りへの影響力を持っているオピニオンリーダーを差しています。意外にこの法則は、正解率が高いです。


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会場風景(スケッチ)。
顔の向きは意外に当てになりませんでした・・・


【良く動く人がいる】
 テーブルで話をしながらも、会場全体を見渡してみましょう! すると、やたらとビールを片手に各テーブルを歩き回っている人物が、数人目に付きました。傾向として、彼らは滅多に椅子に座りません。また、同じテーブルにとどまることもなく、次々とテーブルを回っています。
 その数人の顔と名前をチェックしておき、その日のうちに名刺を渡してあいさつしておくと良いです。意外にそういう人は、名刺を持っている確立が高く、どういう立場の人物なのか知ることができます。タネ屋さん、運送屋さんもいました。

 名刺をもらった方の中には、かなり地位的に高い人もいましたが、多くの場合、彼らは縦横に広いネットワークをもっている人物でした。以後、私が、「○○のような事がしたいので、△△のことに詳しい人を知りませんか?」と相談すると、この人たちがいろいろと手を貸してくれました。


 ・・・なんて、いろいろ偉そうに書いてみましたが、どちらもすごく当たり前のことですね!
でも、とっても役に立つ方法です。ぜひお試しを!
 

 ひとつだけ注意したいのは、この方法は、お酒があまり回る前に実行すべきです。開会1時間も過ぎると、時々、酔ってわけがわからなくなっている人がいます ( ̄∇ ̄;)Aあせっ


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酔ってわけがわからない感じ。
こうなると誰がリーダーか、さっぱりわかりません。
*イラスト提供:イラストレーター「愛」さん。ありがとうございます!


 まだまだ、書きたいことは山ほどありますが、続きは次回へ!
 See you next time!

笠原 均

青森県の普及指導員です。桜で有名な弘前城のある中南地域に、4年前から勤務しています。もともと埼玉の出身ですが、20年ほど前、青森の人と風土に惚れ込んで、ここに住み着いてしまいました。ちなみに担当しているのは、青森の花きの振興と、担い手農家の支援です。

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