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大分県
塩崎洋一

酪農検討会

2016.01.14

 色々な普及現場を紹介してきたと思いますが、酪農の場面は少なかったように思います。
 以前、暑熱対策で紹介した酪農家さんですが、その後何とか上向きな経営改善を見せ始めました。


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牛舎は古くても、まだしばらくは行けます。おしりの数字は・・・・繁殖成績を上げるための日付記入です


 昨年の秋以来、定期的に検討会を開催しながら、農場内の技術的な改善を加えつつ、一方では資金繰りについてのより適切な段取りの検討など、さまざまです。


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県酪農協さん、酪農広域普及員も集まって、客観的な検討を進めますが、農場の全体像把握を忘れずに進めています


 こうした経営の立て直しの場合、理想とする指標はありますが、私は、それは自分の頭に置いておき、農場で本人が「これならできる」を探しつつ、昨年・一昨年を比較してどこが変化してきたか、どこがステップを踏んでいるのか、を重点的に押さえて、次の解決方向へ進めます。


 例えば、出荷乳量ですが、今のこの農場の状態であれば、あるいは、ここ数カ月間の状況であれば、これだけ出ていれば良いとします。では、それをさらに生産性向上させるにはどうするか、です。
 悪ければ、どこが悪かったのか、本人が原因を解っていれば、それを改善してきたのか、あるいはこれから改善する手段を持っているのか、そして、やろうとしているのか、です。

 これをこちらが定期的に把握していく、そのサイクルの中にPDSA(※)が繰り返される、そして徐々に理想とするところに近づけていく、です。この「定期的にやる」というのが、実は普及活動に対するある種の負担だと考えています。定期的にやるからこそ、変化に気がつきます。そこに課題解決の糸口が必ず出てくる。みたいな・・・・


 計画(plan)、実行(do)、評価(study)、改善(act)のサイクルの意味。

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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