役に立った研修会
2015.05.19
3月のネタを今ごろ出すのはいかがかと思いましたが、研修会後の参加者から、良かったとの感想が多く寄せられたので、参考になればと思いつつ・・・・です。
今回は、資金繰り研修会です。3月の申告が終わった後に行いました。もちろん、時期が時期なので、所内の調整は早くから行っています。
認定農業者のみなさんには、市の事務局から伝達してもらいました。並行して各普及員には、自分の担当する集団や、この人には受けさせたい、という農家さんに一本釣りで声をかけてもらいました。
仕掛ける側の思惑ですが、たくさんの人が参加しなくて良い。参加した人が充実感を持てれば良い、その充実感を他の農家さんに話してくれれば良い、というものです。
申告が終わってホッとしている時に、今回の申告用紙と過去2年分の申告用紙を持ってきてもらい、申告した数字から、キャッシュフローを作ります。
そこにはもうひとつ仕掛けがあります。農家さんが参加するのは午後の研修ですが、午前中は、所内や他の事務所の経営担当者や他部門の希望する普及員を対象に、資金繰りの研修会を行っています。午後には、受講した普及員が、参加した農家さんの横に座って、一緒にキャッシュフローを組んでいく、という形です。実質マンツーマンです。
10組ほどの参加でしたが、予定どおり、参加者はじっくりと自分の数字に向き合いました
農家さんも、この距離なら話しやすいし、普及員には即実戦、です。「他の事務所の人でも、いつか転勤してやってくるかもしれません。お友達になりましょう」といって進めました。他の事務所には、経営担当広域普及指導員を通じて、経営研修会の案内を出してもらいました。
都合午前中2時間、午後3時間、合計5時間もの研修会を引き受けてくれたのは、誰あろう、全国農業改良普及支援協会の井出さんでした。井出節の炸裂と言いますか、夜の部も含めて、10時間、みっちりの研修会でした。