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大分県
塩崎洋一

牛の分娩時の事故対策

2013.12.20

 肉用牛の繁殖経営において、経営改善の第一歩が繁殖成績の向上です。
 分かりやすく言うと、確実に1年に1頭、子牛を産んでもらうこと。それも飼っている牛たちが、みんなそうであることが望ましいわけです。
 そして、その次にくるリスクが分娩前後の事故。とくに、夜間や外出中、人のいない時の分娩で、事故が起きやすいものです。

 今回の現場では、その事故を防止する新兵器が登場しました。


 温度を感知するセンサーを子宮の出口のところに入れておきます。
 分娩前の破水でこれが外に出てきます。すると温度が下がるため、その変化によって、破水があったことを農家の携帯電話に連絡してくれるというものです。


blog_shiosaki20-1.jpg
たこの足が引っかかり、破水するまで落ちない仕組みです


blog_shiosaki20-2.jpg
手で差し込みます


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センサーのコードの先をしっぽに固定します。排出されてもぶら下がります


 訪れた農家は、牛舎と自宅が離れています。また、複合経営ですので、時期によってはいつも牛舎で仕事をしているのではありません。


 この新兵器が登場するまでは、予定日が近づくと、分娩が今か今かと牛舎で確認するので、仕事の都合やプライベートな時間の調整など、不便なことも多かったそうです。
 こうした便利な道具の活用と基本技術の実行が、経営展開を着実なものにすることはいうまでもありません。

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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