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大分県
塩崎洋一

鳥獣害対策か動物愛護か

2013.08.28

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牛小屋の奥に、なにやら怪しげな設備


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中をのぞくと「うり坊」でした


 3週間前にもここを訪れましたが、実はその時、この子たちの誰かと思われる子が、牛舎入り口の藪の中にいました。
その後、兄弟そろって罠に入ったとのことです。


 中山間地域では、さまざまな鳥獣害対策がされていますが、耕作地周辺に牛を放牧すると、イノシシの被害は大きく軽減できるようです。もちろん、電柵やネットの併用が何よりですが・・・・

 ところが、ここでは牛が牛舎に繋がれているため、イノシシたちはわれらが天下とばかりに出てきます。
 このかわいいうり坊がこの先どうなるかは聞きませんでしたが、管内では、人間よりイノシシの方が生息密度が高いような状況ですから、安易に動物愛護的な行動をとってしまっては、人間の社会生活が成り立たなくなる恐れがあるのです。


 自然界における人間社会の何が原因で、こうした状況をもたらしたのか。
あえて『状況』としか言いませぬが、農業や中山間地域に関わる私たちとしては、その任務の目指すところ、根本的に見直す必要があるのかもしれません。

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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