普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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大分県
塩崎洋一

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

私の過去を知るひと

2017.12. 6

 後継者組織のH会長宅に伺ったら、会長の親父さんがぼやいていました。入れた燃料に水が入っていたとか。
 ドラム缶の中で結露が生じて、だんだんと水が混ざったようだ、とのこと。数十分後にエンジンは復活しましたが、燃料の保存管理には気をつけたいものです。


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経営継承も立派に果たしているH会長の親父さん、機械相手にぼやいてました


 ところでこの親父さん、農業関係団体のOBですが、牛を飼っていた私の父親とも懇意にしていた方です。訪ねるといつも「親父は元気か?」に始まり、昔話は私の知らないことにまでいたります。
 実家が農家の普及指導員は、何かと現場でやりにくいことがあるかと思いますが、例にもれず親父さん、息子のH会長の前で私のことを話し始めます。「こいつは子供の時にはのう・・・・」といった具合です。
 そういう話の場合、本人は覚えていないことが多いですが、話を盛られると、「それ、本当ですか」という目線が会長から向けられたりする束の間でした。

県産品利用状況調査

2017.11.29

 全国の普及現場で行っているかどうか分かりませんが、大分県では、県産の農産物を加工品原料に使っている状況を調査しています。
 先日はM普及員と、管内で酒米を生産している酒造会社に伺いました。
 前任地でも一緒に仕事をしましたが、実は彼女、わが県では数少ない農産加工のプロです。


 酒米生産は、始めて5年ほどになるそうですが、当初5haで始めたのが、今では10haを超える様子。しかも、まだまだ「うちの田を作ってくれないか」との話が来ているそうです。
 水田担当者からは、「あの町の、あの条件の良いところでも、あれだけのスピード感で土地が集まっていること自体が問題なんです。周辺部で遊休化するのはもっと早いです」とのこと。仕込みの全量を自社生産でカバーできる日は遠くないかもしれませんが、喜ぶべきか憂うべきか・・・・。


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醸造場の横には販売店舗、その横にはお茶できるギャラリーが併設されています


 この社長さん、先代が蔵を閉じたところにUターンして帰り、復活させたとか。
 杜氏もおらず、自分で勉強しての復活劇。その味は、言うまでもありません。

毎年恒例の簿記講座

2017.11. 7

 秋になると、毎年恒例の簿記講座が始まります。
 管内では2市合同開催で、先生は商業高校で簿記を教えていた超ベテランです。
 高校の先生だっただけに、受講生が解らない場面でも、どこが解らないか、何が解らないから解らなくなっているのか、を的確に押さえて教えてくれるようです。


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開校式の様子。今年受験生の普及員がいます


 毎回13時30分からの開始ですが、欠席した場合、次の講義の1時間前から復習をしてくれます。都合12回の講義ですが、普及員も何人か受講希望がありました。

 はたして皆勤賞をとれるや否や。と思いきや・・・・。


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次週、さっそく欠席した普及員が復習です。Mくん、Tくん、Yくん、がんばれ!


法人化研修

2017.10.23

 管内の大規模農家さんで雇用している若手を集め、独立後の経営展開など含めた法人化の研修を行いました。
 農家さんのメインバンク担当者も参加し、融資や法人経営への増資の話などなど、盛りだくさんの内容でした。


 とはいえ、まだまだ自分の将来像が具体的にイメージできていない方もいるようです。
 私からは、「ライフプランに絡めて経営展開をどうするか、これをしっかり定めておくのが肝心。そうすれば、法人化も融資もファンドも、手法であって目的ではないことが明確になる。これを取り違えると、経営はぶれる」というような話をしました。


 これだけでは、普通の話です。現場で実際にあったこと、法人化した方が社会的に経営としては有利なことなどを、実体験を交えた"塩崎ワールド"で展開しました。
 持ち時間は15分。これで、参加者の1~2割、2~3人でいいから、「詳しい話を相談したい」と言ってくれる人を作れるか、の一発勝負です。
 終わった後で「名刺をください。普段は竹田の事務所にいるのですか」と声をかけてもらえました。まずは、話(気持ち)が伝わった、よかった、と思った瞬間でした。


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しゃべり勝負の15分、熱気あふれる農場の研修室でした

業界の後継者育成

2017.08.28

 農業の後継者育成はともかく、私たち普及指導員も、業界の後継者を育成しなければなりません。
 すくなくとも、私は、後輩たちに対しては、自分以上の成果を出すように、と思いながら接しています。もちろん、その成果が何かは、時代が変わっていく中、社会が変わっていく中で、求めるものが違ってきて、判断基準も変わるものです。
 そう考えれば、「成果」というよりは「経験」や「体験」を積んで欲しい、「実戦」を積み重ねて欲しいと思うところです。(そういう自分がどの程度のものか、他者の評価は解りませんが・・・・)


 さて、そうした気持ちで過ごす日々、今回はさらに、これを掘り下げたような場面です。管内の高校で「職業人講話」なる、職業紹介の場を頂きました。


 最初は、普及指導員の話をするかと思いきや、公務員の話になってきて、当日は、もろに農学系、のカテゴリーになってました。話す直前に伺うと先生曰く「まだ自分の将来はイメージできないので、どんな話でも良いです」とのこと。
 ならば、といつもの調子で、どんなに農業がすごいかに始まって『公務員でもいろいろあるぞ、大学は自分の行きたいところに、どこでもいいからがんばれ、世の中どんな分野でも役所の仕事はあるから、心配無用。公務員就職はなんとかなる』と、ひたすら若者たちを元気づけた次第です。


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「SHIOSAKI」ワールドへようこそ


【塩崎】農業がなぜ大切か、これを食べなきゃ死んでしまう、って時に、コンビニでおにぎり一個が10,000円、いつもは100円だけど、これを食べなきゃ死ぬ、あなたは、10,000円で買うか?
【生徒】買います
【塩崎】ところが、コンビニのお兄さんが「あの人が、おにぎり一個を30,000円で買う」って言ってるんですが、どうしますか? と言い出した。どうする?
【生徒】40,000円出します
【塩崎】そのとおり、それが食い物がなくなる世界。お金なんて何の役にも立たなくなる。子供かかえたお母さんは、子供のために10万円でも出すようになる。これが農業が命の産業と言われること。

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