普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2015年9月

大分県
塩崎洋一

WCS巡回と・・・・

2015.09.30

 管内では自給飼料生産でWCSを利用しています。
 大々的な畜産地帯ではないのですが、何件かの肉用牛農家と集落営農組織との連携、あるいは、牛は飼ってはいないけれどオペレーターとして作業を受けているところなど、規模は小さくても順調な仕組みだと見ています。


 管内3年目の私ですが、今まで、どこでどのように作られて、誰が利用しているかなど、全体的に把握をすることがありませんでした。3年も何をやっていたんだと言われそうですが、すいません。


 そこで、刈り取る前の生育状況と合わせて、そうした管内の仕組み、要は需要と供給のながれをつかもうと、巡回しました。
 また、この日は、今年採用された稲作担当の新人への普及方法OJTを兼ねました。現場でどのように課題や問題点を拾い上げるか、その解決に向けてはどのように普及活動を起こしていくか。私とは親子ほど歳が違う新人ですから、畜産担当の中堅にも同行してもらい、色々な話しを織り交ぜてもらった次第です。
 そしてもちろん、こんな時、お昼は先輩のおごりですよね・・・・。


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奥が新人の半年目、中が中堅の11年選手、手前が私、28年目です。半年でも、それなりにきちんと状況は把握しているようすでした

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

富山県
柳瀬美智代

農業の見える化、提案

2015.09.24

富山県では、稲の刈取作業がピークを迎えています。

本日は、ICT対応コンバインによる収穫作業の実演会が開かれました。この機械では、食味と収量の情報を、圃場1枚ごとに把握、管理・蓄積ができます。


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コンバインの秘密。刈り取ったモミの重さを計る秤(はかり)で「収量」、玄米のたんぱく含有率を計る装置で、「食味」を数値化します


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収穫作業開始前に、スマホの「作業開始」ボタンを押すと、作業時間の記録が始まります。終了後「完了」ボタンを押すと、作業日誌ができ上がります


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作業日誌の完成です

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食味値に応じた米を区分して管理することで、有利販売につなげることが可能です


圃場のデータを分析し、翌年の施肥設計につなげ、施肥量を圃場ごとにきめ細かく設定できるようになれば、安定生産、安定経営になります。
データは技術の蓄積でもあります。技術を継承する、つまり後継者育成にもなることを期待したいです。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

北海道
田所由理恵

北海道でキウイフルーツ!

2015.09.14

 生まれも育ちも北海道の"道産子"(馬ではありません!)の私にとって、"樹に実をつけているキウイフルーツ"は南国のイメージ。若い頃にニュージーランドへ旅行し、たわわに成っているキウイフルーツに感激っ!(^o^) した、非日常の景色でした。

 その、非日常が、この北海道にありました。


 ことの始まりは今年の5月、地元新聞に「造園業者がアロニアとキウイのジャム加工し人気」と写真入りで報じられました。アロニアには個人的に少しの思い入れがあるので「ん?」と思って記事を読んだのですが、なにせ"造園業者"なので『農業者じゃないのねぇ~。えぇ? キウイって?』とお気楽な一読者に徹していました。

 ところが、檜山振興局の林業部局から巡り巡って道南農業試験場の果樹専門の普及指導員へ指導依頼があり、地元普及センターとして&高付加価値化担当者として(?)同行することになりました。


 初めて訪れる店舗兼事務所の入り口のガラス戸を開けると、頭上には、あのニュージーランドの風景がっ!!


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左 :「・・・ここはどこ?」→北海道です
右 :床に暖房用の薪が積んでるのが風景としてはミスマッチでしょ?(*^_^*)


 グリーンカーテンの意味合いで植えたキウイフルーツが大きくなり、こんなに大量の果実を付けるようになったそうです。

 ...いやぁ、びっくり!(*_*)


 で、私のお仕事の部分としては...
 収穫された果実は新聞に掲載されたとおり、ジャムに加工して販売する計画(すでに試験販売中)とのことで、できたてピカピカの加工室も整備されていました。


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左 :ピカピカの加工室におじゃましました(左は果樹担当普及指導員)
右 :調理台に並ぶジャム(手前はアロニアジャム)


 この造園業のご夫妻2人でジャムを製造しているとのことで、加工や販売に関する情報提供や、加工技術のお話をさせて頂きましたが、【加工・流通】を専門項目に持つ私としては、『あ~関わりたい・・・』と、妙な普及員魂(?)がメラメラと・・・

 お話を伺った短時間の中で、ジャム加工技術から、栽培に取り組む方々(みなさん造園業者とのこと)での加工販売への取り組み、グループの育成、販売の仕方や販売時のポップのイメージ、果ては地域振興までの構想図が頭の中で組み上がっていき『あ~やってみたい...』。


 しかし、農業改良普及センターの職員が、造園業界にどこまで関わるべきか、関わっても一定の成果が見えるまでの支援継続ができるのか?
 ・・・ということで、情報提供や要請(が、あればですが)への対応と整理し、自分の本来業務をがんばらなければ...という結論に達しました。


 頭上のキウイフルーツをながめながら、若かりし頃のニュージーランドの思い出と、普及指導員としての"理想と現実"に思いをはせたひとときでした。

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

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