普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2015年3月

blog_hukyu_kasahara_f.jpg 青森県
笠原 均

お祭りには、情報がいっぱい!(その4)

2015.03.31

▼前回ブログはこちら

【似顔絵を描く】
 はっきり言って、私は絵を描くのが苦手です。でも、私はプロではありませんから、堂々と下手くそな絵を描こうと思います。どうせ自分しか見ない備忘録なのですから。
 正しい似顔絵の描き方は、書店にいって「美術コーナー」なんかで勉強してもらうと良いと思うのですが、私的には、ざっくりと、輪郭、目、鼻、口とイメージだけ合っていれば、それでヨシとしてます。これなら、10秒で似顔絵が描けます。
テーブルの下で私がコソコソやっているのは、似顔絵を描いていることが多いのです
( ̄∇ ̄;)A


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いつも朗らかな上司、工藤幸宗さん


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黒石4Hクラブで大人気の成田祐一会長


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自分を描くとこんな感じ・・・
*もっといい写真なかったのかよ~( ̄∇ ̄;)A


【こうやって相手の記憶に「自分を」残す】
 せっかく人と出会ったのです。しっかりと相手の記憶に残ってもらう必要があります。
別の機会にどこかの集会所へ行った際、みんなが私をみながら、どこかで見たことあるな~って、顔をしてたら、比較的短時間に、その組織にすんなり溶け込めます。ホントです。


「そういえば、おめ(君は)、この前、スコップ三味線、やってなかった?」
と聞かれたら、
「そうです!スコップ三味線やってたのは、私です!」
ってやるだけで、もう、いきなり、その集落の仲間です。


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スコップ三味線をやってる私と4Hクラブのメンバーら


*スコップ三味線 :津軽三味線の演奏をバックに、栓抜きでスコップを叩く、津軽の「新」人気芸能の一つ。
一見、簡単そうに見えるが、上手く演奏しているようにみせるには、かなりの練習が必要。
「スコップ三味線のプロ」となると、昇華された神業とも言えるパフォーマンスを見せてくれる。
「後光が差しているのが本当に見える!」と、酔ったあるお爺さまが話していました。


【さて、見つかったものは・・・】
 さぁ、JAのお祭り、納涼会がどれほど情報の宝庫であるかお分かりいただけたでしょうか?
 実は、この話、ある年の8月に実際に行われた、ある農協の納涼会を元に書いています。
この時、出会った50才代の男性は、その1カ月後、地域の担い手として、普及として深くかかわりを持つ人となり、それほど遠くなく、集落の半分近くの水田を担う人ととなるのです。

 また、別のテーブルに座っていた親戚グループの男性リーダーは、実は別の場面で良く知っている元気なお母さんの旦那さんだとわかり、一気に信頼関係を築くことができました。

 さらに、その場にいた20代の青年は、その2カ月後、4Hクラブのメンバーになり、その上、近くお嫁さんになる自分の彼女まで4Hのメンバーに引き込んでくるという、ものすごい活躍をしてくれるのです。

 どうですか? JAの納涼会へ参加したくなりましたか? ちょっとの勇気とやり方で、そこは、情報の宝庫になるのです。


【ブログの最後に】
 普及指導員は、とても良い仕事です。いろんな人に会えるし、地域の人と共にさまざまな課題を解決できるのですから。
 一年間、私のつたない文章にお付き合いいただきました皆様、ありがとうございました。m(_"_)m
 楽しいブログ生活でした。


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 前回に引き続き、とてもステキなイラストを提供してくれたのは、青森県が誇る人気コラムニスト、山田スイッチ先生です。


●山田スイッチ ホームページ
青森県在住コラムニスト。ゆるキャラである「土偶のOLドグ子」の発案者。著書に「しあわせスイッチ」などがある。


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筆者が趣味で撮影したOLドグ子さん近影

笠原 均

青森県の普及指導員です。桜で有名な弘前城のある中南地域に、4年前から勤務しています。もともと埼玉の出身ですが、20年ほど前、青森の人と風土に惚れ込んで、ここに住み着いてしまいました。ちなみに担当しているのは、青森の花きの振興と、担い手農家の支援です。

大分県
塩崎洋一

普及方法の原点・・・地区別座談会

2015.03.27

 普及対象を「管内」や「産地」でとらえている場合、その中での課題解決や解決策としての技術の普及や平準化は、農家個々の差や組織の年齢構成などで、さまざまな困難を有します。これは、地域、部門を問わずに言えることではないでしょうか。


 私の管内の肉用牛農家は30数戸ですが、この産地としての皆さんの技術向上をめざすのは容易ではありません。
 加えて、平成の市町村合併で、旧市町村間での微妙な意識の違いもあります。こうした管内の全体状況の中で、皆さんの技術の平準化や意識の向上を図る手段の一つが、地区別に分かれての座談会形式研修会です。

 もうけ話や良い話は、耳打ちするものだと言いますが、裏返せば、相手にしっかりと聞かせたい話は、少人数の方が良いということです。


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場所の広さではない。参加者の多さでもない。
聞き手の顔が見える、これが大切です。


 管内30数戸の農家を3カ所に分けての座談会です。会場が広いのは仕方ないですが、少人数ゆえに、農家さんの顔を見ながら、反応を見ながら話を進めることができます。
 もちろん、次のステップは、聞いてわかったら実行できるか、です。これがなにより難しいのです。


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パワーポイントだけでは刺さりません
黒板とチョーク、そして真剣さ。これが普及の原点。
要は農家さんを納得させるか否か、動機付けが重要です。道具なんて何でもいいんです

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

北海道
田所由理恵

第2回 HIYAMA P1グランプリ~その2~

2015.03.26

 お待たせしました!(...待っていませんか?(^^;))
 第2回HIYAMA P1グランプリの二次審査が行われ、入賞作品が決定しました!


●最優秀賞 「メークなピロシキ スイーツバージョン」 (北海道今金町 立野正純様)
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●優秀賞  「メークインの和やかなサンデー」 (北海道函館市 HKTめんこいガールズNo.1(匿名)様)

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●優秀賞  「いもがメイン! の焼きカレー」 (北海道北見市 KANTA(匿名)様)

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 全応募作品32点の中から、一次審査を勝ち抜いた10品について、10名の審査員が地域食特性や創作性・おいしさ・将来性等について審査を行いました。


 最優秀に輝いた「メークなピロシキ スイーツバージョン」は、裏ごししてハチミツを加えたメークインでクリームチーズを包み、それを食パンにはさんで油で揚げたもので、サクッとした食感やメークインの甘さが好評を得ました。満場一致で最優秀に決まったようです。

 優秀賞の「メークインの和やかなサンデー」は白玉入り和風デザートで、アイスクリームに、つぶしたメークインを混ぜ合わせているのが特徴。同じく優秀賞の「いもがメイン! の焼きカレー」は文字どおりマッシュポテトがメインのカレー味グラタンで、こちらは男子小学生からの応募作品でした。


 今回は北海道内からの応募が多かったのですが、小学生から60才代の方までと年齢層は幅広く、同じメークインがテーマでも活用方法や発想がさまざまで、驚きと期待に包まれた審査となりました。

 昨年度の最優秀賞の作品は、地域の道の駅で提供(販売)する準備が進んでいます。今年の入賞作品についても、地域での提供や販売、PRへとつなげて行く予定です。
 北海道新幹線開業まであと1年! 将来的には新幹線にも乗せたい...と考えているのですが、これはハードルが高そうです...。


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開業まであと一年!"北海道新幹線"

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

blog_hukyu_kasahara_f.jpg 青森県
笠原 均

お祭りには、情報がいっぱい(その3)

2015.03.25

 前回まで、JA納涼会を舞台にして、見知らぬ人達との人間関係を構築する方法を書いてきました。
 一期一会という言葉は好きですが、普及指導員と農家が一期一会では困ります。そこで、その場で「相手を記憶」し、「相手に記憶される」必要があるのです。


【私は、こうやって人を記憶している】
 「年を取ると、名前と顔が一致しないのよね~」と言っている人を、私は何人も知っています。
 時々、
「あなたは、若い頃から一致しない話をしてませんでしたか?」
と聞いてみたくなるときがありますが、
「おまえもそうだろ!」と反論されると困るので、ぐっと気持ちを抑えております。

 でも、仕事なので人の名前を覚えない訳にいきません。そこで今回は、私の記憶方法をご紹介します。


【場所で覚える】
 先に紹介した納涼会の場合は、図のように、座っている位置関係で、その人の名前と特徴を記憶してます。


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位置関係は割と記憶しています


 ついでに、私は、いつもカメラを持ち歩いているので、
「せっかくですから、今日の記念に写真を撮りたいと思いますが、いかがでしょう?」
とテーブルの人に声をかけると、たいてい撮らせてもらえます。

 私のための記念にもなるように、カメラマンを変わってもらって、自分も写真に入ることがあります。
 これで、メモと付き合わせれば、顔と名前が完全に記録できます(記録であって、記憶ではありません)。


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4Hクラブに入りそうな青年発見! 
*リーダーへの期待大(*^▽^*)/

笠原 均

青森県の普及指導員です。桜で有名な弘前城のある中南地域に、4年前から勤務しています。もともと埼玉の出身ですが、20年ほど前、青森の人と風土に惚れ込んで、ここに住み着いてしまいました。ちなみに担当しているのは、青森の花きの振興と、担い手農家の支援です。

大分県
塩崎洋一

おいしいイチゴ

2015.03.23

 管内の、とある組織の役員さんはイチゴ農家です。行事の打ち合わせに伺ったら、おみやげにイチゴをいただきました。うまい。。。


 ところで、これは規格外品とのこと。畜産専門の私には「どこが規格外なんじゃ」と驚きです。でもよく見れば確かに・・・・

 わが県でも「消費者ニーズに合った生産を」と叫んではいますが、これは十分にニーズに合っていると思うわけです。では、なぜ規格外なのか。 


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上から見ても・・・


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横から見ても・・・
これのどこが規格外なのか・・・
農家さんがかわいそうに思えてしまいます


 はっきり言って、これが規格外とされるのは、どう考えても消費者、お客様の都合だけではなさそうです。と思うのは私だけ???


 農業分野でも「マーケットイン」という言葉が使われますが、他の業界と農業とが同じ感覚でこの言葉を使って良いのでしょうか。生産物を売り出す市場のあり方が違うのに、です。
むしろ農産物は、マーケットの側が日本の気候風土や国内農業の再生産のためを考えて作られるものでなくては、と思うのです。でないと、食料自給率向上なんていう単語を使うのが寂しくなります。もちろん、国内から食べるものがなくなっても困らないというなら、話は別です。


 要は、農産物においても流行やニーズを生産サイドが作り出して、そこに売り込むのであれば、他の産業と同じような考えでやればよいと思うのです。もちろん、山積みして販売できるようなイチゴなら、もっと良いでしょうが、農家さんが徹夜でパック詰めするものです。労賃計算して自分で値段をつけるとすれば、いったいいくらになるのでしょうか。
 そんな苦労の見えないのが農業での「マーケットイン」でのものづくり、なんですよね。

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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