普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2014年12月

北海道
田所由理恵

今年もやります! P1グランプリ

2014.12.25

 昨年度初めて取り組んで、その後さまざまな動きを見せている「HIYAMA P1グランプリ」。

 今年もやります! その名も「第2回 HIYAMA P1グランプリ」("そのままやんけ~!?"と、関西系のツッコミが聞こえる気がしますが...??)。


【第2回 HIYAMA P1グランプリ】
 ▼実施要領はこちらから
 ▼応募用紙はこちらから


 昨年度は、全国から応募頂いた37点の作品を一次審査、二次審査、入賞決定、報道。その後、地元イベントでのPR、入賞作品集の配付、生産組合による最優秀作品の販売、と展開しました。さらには現在、地元の道の駅での販売に向けた準備が進んでいます。


●H25年の様子
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左 :テレビや新聞にも取り上げられ広くPRできました
右 :7月開催の巨大コロッケが印象的なイベントで、パネルによるPRを行いました


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左 :10月開催のJA収穫祭で、生産組合が最優秀賞受賞作品を販売!
右 :その最優秀賞受賞作品の「厚沢部バーガー」。道の駅での販売準備が進められています


 昨年、「最低でも3年間は実施する!」の申し合わせで始めた取組です。料理コンテストをきっかけにした地域農業(地域産業)の振興をもくろんでいますが、2年目の今年はどんな動きに発展させることができるでしょう?


 とは言え、メークイン利用料理の応募がなければ何も始められません。
 「去年、応募したから今年は応募しなくてもいいよね?」
 「ダメ! ダメよ~ダメダメ! 今年も必ず応募してね!」(平成26年流行語大賞)~スミマセン、単純に使いたかっただけです (^^;)


 全国の皆さまのご応募をお待ちしています。
 どうぞよろしくお願いします。

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

大分県
塩崎洋一

緊急事態発生

2014.12.24

 隣県で鳥インフルエンザが発生との方を受け、県境に接する管内では、関係者一体となって消毒ピントを設置しました。
 まずは、依頼している業者さんがスタンバイするまで、私たちが即応する体制となっています。
 中には、自主的にルート変更をしていただいた運送屋さんもおります。業界あげての対策が望まれるところ、ありがたく感じるところです。


 私自身としては、やはり、管内発生はあって欲しくないところですが、感染経路としては野鳥が一番心配なところです。ですから、冬の今の季節、時季外れな雨が降って、きっと野鳥も飛べないなと思うような天気だと、変に安心したりもします。


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交通量はそんなに多くないですが、注意しなければなりません。この日は寒かった・・・・


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風で飛ぶな、と、土のう袋が届くまで・・・・ 地面に突き刺しています

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

北海道
田所由理恵

漬物が消えていく...!?

2014.12.15

 今年も「檜山農村女性フォーラム」が開催されました。


 ▼昨年のようすはこちら


 檜山管内の南部地区と北部地区で交互に開催しているこのフォーラム、今年は乙部町を会場に、南部地区の女性農業者が中心になり、開催されました。
 

 昨年同様、試食会では檜山南部地区の自慢の味を紹介。
 写真を撮りながら、「北部には北部の特徴、南部には南部の特徴があるね(*^_^*)」と、出品した女性農業者の方と談笑をしていたのですが、全体を見回して『あれ?』(心の声)。
この種の行事には、毎年たくさん出品される「漬物」がとても少ないのです。


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長期漬け編。長期漬け的な漬物はこの一皿のみでした(きゅうり粕漬け、大根の麹漬け、ホイルの中は白菜漬け)
     

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短期漬け編。左が大根のぶどう漬け(酢漬け)、右がごぼうの味噌漬け(浅漬け)です


 写真の他には、大根・白菜の浅漬けやマリネのようなサラダ感覚のものが何点かあるだけで、昔ながらの漬物がありません。


 出品しなかっただけなのかな? 時期的な事もあるし...ね...なんて思いながら談笑の中の話題に散りばめてみると...

 「昔ほどは作らないけど、ボチボチ作っているよ」「家族も減ったし、自分達も高齢になってあまり食べなくなったし...」「漬ける作業も重労働で、重石を持つのも大変になってきたしね」と消極派意見が大半を占める陰で、「でも、子ども達に送ってやらなきゃならないし、親戚にあげるのも楽しみで、自分達が食べるよりは、他に配ってなくなるのがほとんどかな(^o^)」という積極派意見も!!


 農村の漬物の進む道が変わってきた今、農村に伝承されてきた技術を残し、農村の味・ふるさとの味を継承していくためにはどうしたら良いか...漬物をテーマにした6次産業化? 農商工連携?? このままでは農村の漬物が消えていく...(T_T)

 そんなことを考えながら、いろいろな自慢の味をいただいていたら、あちこちで「あれ? 漬物ないの?」「あら、もう漬物なくなったの?」の声が聞こえてきました。
『ほらぁ、やっぱりみんな漬物食べたいんじゃない!』(心の声)


 四半世紀近く昔に盛んであった「漬物コンクール」でも復活させますか!?
...いや、時代に即した、新たな展開を...???
う~ん、漬物の悩みは続きます。

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

blog_hukyu_kasahara_f.jpg 青森県
笠原 均

老眼!?普及指導員お薦めツール(その4)

2014.12.10

 このスマホ顕微鏡シリーズ、こんなにひっぱるつもりはなかったのですが、前回 くどくど解説していたら、すっかり長くなってしまいました。


<作品紹介>
 さて、一番やりたかった写真の自慢・・・ではなくて、撮影した写真の一部を紹介したいと思います。


【アルストロメリア】

まずは、花担当ということで、アルストロメリアの花びらです。
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水滴は霧吹きでふいたものです。かなり水をはじいているのがわかります。


つづいて雌しべ。
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花全体をながめていることが多かったのですが、雌しべをアップで見ると、実に面白い形状をしています。先が三つに分かれています。


開葯(やく)した雄しべ。
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花粉の細かいところまで見えます。


【庭に咲いている花シリーズ】

庭に咲いていた朝顔は、こんな感じに・・・
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なかなか控えめな雄しべとマッチして、クールな色合いです。


その次は、収穫を忘れられたと思われるアブラナ科の花と蕾。
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なかなかきれいです。


さて、次は、外来種だと思うのですが、名前がわかりません。
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どなたかご存じですか?


【果物】

続いて、いちごです。
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人工物のようにも見えます。まじめに見たことはありませんでしたが、なかなか毛深いです。


【昆虫シリーズ】

トマトに付いていたオンシツコナジラミです。
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トマトを汚す憎らしい奴ですが、「黒い目」は、なかなかカワイイです。
ちなみに、上に見えるのは、何を隠そう私の指ですね。


保冷剤の上で冷却されているカメムシ。
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芸術家気取りで、露出をアンダーにしてニヒルな雰囲気に仕上げました。


普通に撮影するとこんな感じに・・・
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後ろに白く見えるのは、苦戦の末、巻いたガムテープ。
(注意:これは一眼レフで撮影したもの)


【努力賞】

命がけで撮影したスズメバチ。
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実に「ワル」って顔をしています。さすがに危ないので、殺虫剤で弱らせて撮影しています。
触角が少し曲がってしまったのが残念・・・orz


【総括となりますが】
 皆さん、今回の内容はどうでしたか?
「全然、普及と関係ないじゃないか!」
・・・おっしゃる通りです。毎回、そんなことを言っているような気がします。


 でも、わずか数千円の「顕微鏡レンズ」で、こんなに遊べるとは思いませんでした。
 このアイテム、皆さんのアイデアで、さらに可能性が広がると思います。
 今回のテーマが、皆さんの普及活動の一助になれば、大変うれしく思います。


 なお、私は、普及指導員ですが、昆虫の専門家でも、植物の専門家でも、さらに「写真家」でもありません。


ですから、


「虫の名前が間違っているよ!」
とか
「カメラ用語が違っているよ!」
とか言われても、

「は~、そうですか~。」
と、頭をかくだけですので、何かに気が付いても、
何ごともなかったように、水に流してください。


そんなわけで、Good luck!


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(写真は、前にも書いたように「イメージ」です)

笠原 均

青森県の普及指導員です。桜で有名な弘前城のある中南地域に、4年前から勤務しています。もともと埼玉の出身ですが、20年ほど前、青森の人と風土に惚れ込んで、ここに住み着いてしまいました。ちなみに担当しているのは、青森の花きの振興と、担い手農家の支援です。

北海道
田所由理恵

ベリー大国北海道

2014.12. 5

 「実は、北海道の小果樹栽培は、栽培面積が全国1位という種類が多いのです!」

 先日開催された「道南小果樹栽培セミナー」での冒頭の一場面です。この一言に出席者はググッ! と引き込まれていきました。


 みなさん、「小果樹」というと何を思い浮かべますか?
 まずはブルーベリーでしょうか?

 北海道で把握している小果樹栽培面積は表のとおりですが、この他にも直売用や加工用など、把握しきれていない面積もあるはず...なので、実際の栽培面積はもう少し多いかと思います。栽培市町村名を見ると道南・道央・道東と、比較的道内各地で栽培が取り組まれいるのも特徴でしょうか。
 それにしても、こんなに1位の小果樹が多い事にびっくり! です。


北海道の小果樹栽実態(H24)
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左から、ハスカップ、ブルーベリー、アロニア、シーベリー


それぞれに含まれる機能性成分により、健康食品として注目されて栽培が広がっていますが、課題も多く、なかなかうまく行っていない産地が多いのが現状。農村の高齢化や後継者不足の中、軽量作物として労働などの点からも着目されていますが、収穫・選別作業や加工・流通面の課題も多く、地域で取り組む時には課題も理解し、しっかり考えて取り組みましょう! という主旨のセミナーでした。


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左 :「道内での小果樹栽培の課題と将来性について」
 北海道農政部技術普及課道南農業試験場技術普及室 小坂主任普及指導員
右 :「ブルーベリー栽培上の課題と改善策について」
 (地独)道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場 池永研究主任


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左: 事例発表「アロニア栽培と商品開発について」 大沼アロニア果樹園 東出伸司氏
右: 大沼アロニア果樹園のアロニアを使用したジャム(他に、アロニアジュースの試飲もありました!)


 これまで、果樹といえばりんご・なし・ぶどう等の大果樹(経営を担当していた若い頃、償却資産の計算に苦労した思い出が...(-_-;))が主流でした。その陰で小果樹は少しずつ増加しており、とうとう表舞台に出る時代がやってきました!

 会場には、前々任地でお世話になったアロニア生産者の方々の姿もありました。
 私がお世話になった頃から10年近く経つのですが、現在、北海道のアロニア産地として確立し、道内の他産地を牽引する位置づけになっているのは、決して若くはない(...失礼ですね...(^^;))あの生産者のみなさんの努力のたまもの...と、なつかしいお顔を拝見しながら感慨深いものがあると同時に、その歴史の中の一部に関われたことを幸運に思いました。


 普及活動に関わる年数や異動による勤務箇所数が多くなると、自分が若い頃ともに悩んできた青年達が立派な経営主になっていたり、導入した生産物が産地として確立していたり、まいた種(例えば若手女性農業者の活動等)が芽を出し活動が発展していたり...と、時の流れとともに動いてきた経過が体感できることがあります。農業者ご本人の努力はもちろんですが、その農業者や活動を支えてきた関係者や普及指導員の努力を感じる事も少なくはありません。

 自分の時代だけでは成果が出せないことも、時の先を考えるとムダにはなっていないハズ...と思いたいのは、自分の甘えでしょうか!?(^^;)


 北海道が「ベリー大国北海道」となる日は、近い将来必ずやって来ます!!
 その日が来るのが楽しみです!
 

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

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