普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2013年12月

富山県
柳瀬美智代

法人の育成

2013.12.27

 攻めの農業、担い手育成で、「今後、10年間で法人経営体数を5万法人に増加する」という目標が掲げてあります。
 私の担当する地域の組織Mは、協業組織から法人化に再編します。

 法人設立への道のりは、
①25年2月の総会で組合員の合意を得る
②7月に発起人会の設立
③11月に税理士を招いて相談会
④12月に法人の設立総会 と、なっています。


 組織の規模、財産の保有状況、体制・・・いろいろ異なるので、円滑に進むとは限りません。
 集落内の合意形成が得られれば、気が変わらないうちに一気に法人化する。スピード感ある普及活動がポイントです。


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設立総会
来賓として、町長、農協組合長も出席されていました。
農業の法人化には、関係機関がこんなに協力してくれているものだということを実感しました。


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資産の譲渡
この組織は、国庫事業を導入して乾燥調整施設を整備しました。
任意組織から法人への譲渡手続きが大変でした。この分野は税理士に相談です。


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税理士を招いて法人化研修
事業を活用して、専門家(税理士)を招いて研修しました。
せっかくの機会だから、効率的な会合にするために、事前に質問状も作成しました。
私の左側のきれいな女性が税理士です。農家のおじさまに大人気。


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資料作り
この組織の弱みは、人がいないこと。組合長が一人で農作業、人員配置の計画策定、庶務、会計もこなしています。
組合長は、「血管がキレそうだ・・・」と、孤軍奮闘。
奥にいるのは、経営指導にたけている山崎班長。頼りになるのは、やはり普及指導員。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

北海道
田所由理恵

HIYAMA P1グランプリ開催!

2013.12.24

 北海道檜山地方といえば、古くから「北の男爵、南のメーク」(※)と言われた馬鈴薯の大産地です。
  檜山北部地域は男爵いも、檜山南部地域はメークインが産地です


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 しかしながら、「あの馬鈴薯産地に行くと、地域の馬鈴薯が味わえるよ! 馬鈴薯に関するお土産もあるよっ!!」という具体的なものがイマヒトツない...というのが、"大産地"にしては地域が盛り上がらない要因の一つです。

 そこで、このたび「HIYAMA P1グランプリ」なる、馬鈴薯料理コンテストを開催することになりました(P1の「P」はポテトのPです)。


 実は「北の男爵」は、今年3月に「今金男爵ポテサラごはん」なる取組を展開。
それを静かに見まもっていた「南のメーク」ですが、"平成27年には北海道新幹線がやってくる!!"
新幹線からレンタカーで檜山にやってきた時に、道路脇に「北海道メークイン発祥の地」や「おらいも君」の看板があるのに、このままでいいのか!?


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おらいも君(メークインをモチーフにした厚沢部町のイメージキャラクター)
▼詳しくはこちら


 「いつやるの?」「今でしょ!!」(平成25年流行語大賞~活用させて頂きました)と、生産者・関係者とともに「まずはやってみよう」と進めています。


 この料理コンテストの先には、もちろん「地域で食することができる」「お土産が手に入る」 をめざしています。
 加えて、生産者と関係者だけではなく、地域の消費者、地域外の消費者みんなが

「檜山のメークイン? 知ってる知ってる!」
「今度檜山へ行ってみようと思っているんだよね(^^)」

という盛り上がりと「産地としても、もっとがんばる!」を期待 v(^^)v


 全国のみなさん! 年末年始にじっくり考えて、どしどしご応募下さい!
 もちろん日常食のレシピもOK! 最優秀賞には豪華(?)副賞が贈呈されます!


【HIYAMA P1グランプリ】
 ▼実施要領はこちらから (pdfファイル:76.7KB)
 ▼応募用紙はこちらから (wordファイル:91.7KB)

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

大分県
塩崎洋一

牛の分娩時の事故対策

2013.12.20

 肉用牛の繁殖経営において、経営改善の第一歩が繁殖成績の向上です。
 分かりやすく言うと、確実に1年に1頭、子牛を産んでもらうこと。それも飼っている牛たちが、みんなそうであることが望ましいわけです。
 そして、その次にくるリスクが分娩前後の事故。とくに、夜間や外出中、人のいない時の分娩で、事故が起きやすいものです。

 今回の現場では、その事故を防止する新兵器が登場しました。


 温度を感知するセンサーを子宮の出口のところに入れておきます。
 分娩前の破水でこれが外に出てきます。すると温度が下がるため、その変化によって、破水があったことを農家の携帯電話に連絡してくれるというものです。


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たこの足が引っかかり、破水するまで落ちない仕組みです


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手で差し込みます


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センサーのコードの先をしっぽに固定します。排出されてもぶら下がります


 訪れた農家は、牛舎と自宅が離れています。また、複合経営ですので、時期によってはいつも牛舎で仕事をしているのではありません。


 この新兵器が登場するまでは、予定日が近づくと、分娩が今か今かと牛舎で確認するので、仕事の都合やプライベートな時間の調整など、不便なことも多かったそうです。
 こうした便利な道具の活用と基本技術の実行が、経営展開を着実なものにすることはいうまでもありません。

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

北海道
田所由理恵

作る安心・食べる安心、檜山からの発信

2013.12.17

 平成25年度「檜山農村女性フォーラム」が開催されました。
 檜山管内の南部地区と北部地区で交互に開催しているこのフォーラム、今年は会員・関係者を含め、約100名が参加し、せたな町で盛大に開催されました。


▼昨年のようすはこちら


 今年の試食交流会は、檜山北部の女性グループ(5グループ)が、自慢の味を紹介!
 馬鈴薯(今金男しゃく)、豆類(大豆・黒大豆)、かぼちゃ、ゆり根、豚肉...等々、地域の特産品が一目瞭然&勢揃い!! と思われる主要農産物を使った味が盛りだくさんで、参加者それぞれがそれぞれの感想を持ちながら堪能しました。


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左 :会場にぐるりと並んだ地域の味! バイキング方式で各自が取っていきます。提供したグループの方と会話しながら進むので、時間がかかります(^_^;)
右 :ぐるりと一周したら、こんなに盛りだくさんです


 グループ員「自分でも作ってみたい」「これに○○を加えたり、家にある△△を代用して、わが家のオリジナルの料理にできるね!」 関係者「アイディア豊富で、地域の特徴を出している。商品化やファームレストラン等につなげて行けないか?」等々...

 われわれもこれからの活動のヒントになる情報がたくさんあり、自慢の味を堪能させて頂くと同時に「○○をしてみてはどう?」「□□へつなげて行っては?」と、若干の種まきができたフォーラムとなりました。
 このまいた種を発芽できるか、育てて行けるか...が、腕の見せどころ? でしょうか...???(弱気の?マークです...(^^;))


 檜山北部の自慢の味を一部紹介します!

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田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

大分県
塩崎洋一

子牛市場

2013.12. 4

 今回の家畜市場は、管内から出荷された牛を追いかけました。
 最近は、子牛が高値で売買される傾向が続いています。肉用牛担当としては、繁殖農家はいいけれど、購買者の側である肥育農家の経営は大丈夫かと、気になります。


 昔、肥育の経営を表す言葉に「素牛半値」という言葉を聞いたことがあります。
 これは、肥育農家が肉牛を販売した際、その仕入れとなる子牛の価格が、売上の半分を占める、という意味合いです。残りの半分で、飼料代やその他の経費、収入を確保するわけです。

 最近の子牛の相場では、それなりの技術や流通を確保しないことには、その利益の確保が大変であろうことは、容易に想像がつきます。
 また、一方では、そうした高値相場の中で、なかなか高値で販売できない繁殖農家があります。
 色々な要因を探っていくと、こうした農家は、得てして育成技術に原因があるようです。
 要は、他者や周辺環境ではなく、主として自分の行動責任において、安く落札されていることが多いのです。つまり、牛を作る、と、単に牛を飼っている、の違いでしょうか。


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今から売られていきます


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体重を量っています


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セリ場の状況です。私は管内の牛については、体重とセリ開始価格と落札価格を記録しています

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

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