普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2013年10月

北海道
田所由理恵

僕らのイモのフライドポテトを食べてって!

2013.10.31

~上ノ国町青年農業者が産業まつりで販売!~


 山々が色づき、稔りの秋を迎えて、各地で「農業まつり」「収穫祭」などが催されています。
 10月中旬、上ノ国町でも「第32回上ノ国町産業まつり」が開催され、青年農業者の若者達が、自分で栽培した採れたての野菜達とともに、キタアカリのフライドポテトを製造し、販売しました。

 この日は、ときおり大雨や強風に見舞われる寒い一日でしたが、揚げたて・ほかほかのフライドポテトは好評で、製造が間に合わない場面も...。「もう少し待ってね~」の声が何度も聞こえていました。


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左 :表舞台!? さわやかに野菜達とフライドポテトが販売されています
右 :裏舞台!? 寒い中、フライドポテト製造に一生懸命です!


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上ノ国町のゆるキャラ「カミゴン」もフライドポテトのPRに一役買っています!


 実はこの日を迎えるまでに、何度も"試作"という名の練習を繰り返しました。
 夜な夜な普及センターに集まり、簡単でおいしいフライドポテトの作り方を研究!
この、"あ~でもない" "こ~でもない"のワイワイという集まりが仲間づくりになって、地域の力になっていきます!
 翌朝の、普及センター内の油臭さも彼らの活動の足跡として、職員みんなでしっかり! 受け止めましたよ。
 

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

大分県
塩崎洋一

「簿記=経営」ではないですよね

2013.10.29

 認定農業者や新規就農者、女性農業経営士のみなさんを対象に、いろいろな形で経営の勉強会が行われていることと思います。
 ところで、「簿記(経理)」と「経営」は、意味合いが違うと位置づけての検討がされていないと感じるのは、私だけでしょうか。


 平成の初めの頃、パソコン簿記が普及し始めました。農家さんに簿記の重要性、経営を計数管理することの意識向上などを目的に、パソコン簿記を手段として進められたと思います。これは今も当時も変わりません。
 ところが、農家さんによっては、この手段と目的が逆転している方もいます。というよりは、根本的に記帳作業、経理作業を農業経営における重要な仕事と思っていないフシがあるようなのです。


 このような意識の根底にあるのは何か。
 いろいろと考えてみるに、これは、税金を「とられる」否「盗られる」という意識ではないか、と思ったのです。次には、「税金をとられたくない」「払いたくない」、そして「とにかく払わなくてよいようにしたい」と考えるようになる。つまり、「払うべきものは払い、払わなくて良いものは堂々と節税する」というような経営感覚ではない。だから、年が明けてから帳簿を整理し、申告だけ済ませれば良し。なんて感覚になるのでは、というようなところです。


 私の両親は肥育経営をしておりましたが、税金に関しては「たくさん払わなければダメだ」と言っていました。
 母親は毎月1~2日間、帳簿の日を決めて、その日は金融機関を回って通帳記帳や支払いをし、そして帳簿整理です。パソコンも普及していない頃ですが、自分なりに毎月の残高試算表を作っていました。わが家に関わった普及の先輩も感心していたことです。


 経営担当普及員として、「どう考えても、簿記=経営、ではないよな」なんてことを考えているのは、私だけなのでしょうか・・・・


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いつもの研修会とはやっぱりどことなく雰囲気が違います


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なかには、 「ささっと数字を入れれば、あとは、パソコンが全部やってくれるんでしょ」 なんて話をする人もいます。この意識を変えるのは、大変です


塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

北海道
田所由理恵

アスパラガス生産者の"熱い想い"伝わるっ!!

2013.10.23

 今回も、またまたアスパラペーストの話題です。
 10月3日に紹介した、アスパラペーストの取組ですが、あの活動で初めてペーストを目にしたアスパラガス生産者の方々に「火」がつきました。


 「自分達はアスパラガスを生産しているが、出荷して"はい、後はよろしく!"ではなく、付加価値をつける活動にも生産者として積極的に係わって行くべきではないか!!」と、一発奮起!!

 10月初旬にJAで開催された「農協まつり」の1ブースに「檜山南部立茎アスパラガス生産組合」の横断幕の下、パネル掲示とともに試食品を準備。来場者に檜山南部産の立茎アスパラガスと、これまで捨てられてきた切り下部分の付加価値づけの取組を紹介しました。


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子供から高齢者まで、幅広い年齢層の方々が試食。「アスパラの風味を感じる!」「香りはしないね」「色がきれいね!」と、五感をフル活用して、全身でペーストを試食していました


 ペーストができるまでの流れを整理したパネルや試食品には、子供から高齢者まで多くの来場者や関係者が足を止め、生産者の声に耳を傾けてペーストを味わいました。
 アスパラガスが出荷される過程で大量の切り下部分が出て、そのほとんどが廃棄処分になっていることに驚く消費者もおり、ペーストとともにアスパラガスへの理解も進んだ様子でした。


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熱心に聞いてくれる消費者への説明には熱が入ります。
写真中心のパネルもわかりやすいと好評。多くの方が足を止めて見入っていました


 ところで、この日の立役者(生産組合の部会長)、髭をたくわえた屈強なおじさまが朝から調理器具を駆使して試食品を作り、来場者へは緑のドロドロと化したアスパラペーストを紹介しながら試食を勧め、アスパラガス生産と取組を熱く語る姿を、私も胸が熱くなる思いで見守りました。
 "こうした農業者の方々が生産と加工・活用、消費をつなげて行くし、これからの農業を築いていくのだなぁ..."と、しみじみと眺めているうちに試食品がなくなりました...(^^;)


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慣れた?手つきで試食品づくり!

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

大分県
塩崎洋一

牛の登録審査・・・ミスコンです

2013.10.21

 データを眺めていたら、夏の風景が目につきました。「しまった、忘れてた」と、まとめたのが今回のブログです。

 和牛の戸籍作りは、過日お伝えしましたが、今回は、登録審査なるものです。
 これは、妙齢の雌牛たちを審査して得点を出し、その得点を明記した登録を、和牛登録協会にて行うものです。
 いつどこで、誰が飼っていて、何点でした、と登録されます。そして彼女には、引退するその日まで、この登録データがついて回ります。


 昔は、高得点がでると、金や銀の耳カンを付けていました。農家のおじさん達は「俺ん家の牛は、金カンだ」とか言って、自慢し合っていました。今では、金銀のピアスならぬ、10桁の番号が必携ですが・・・・

 登録の審査は、登録協会の定めた基準に基づいて行われます。
 しかしながら、経営担当もしている自分としては、その審査結果が、果たしてどれだけ農家の経済性に繋がるのか、最近悩んでいるところです。


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左 :身長を測ります / 右 :腰の幅を測ります。もちろんスリーサイズも測ります


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お乳を触って審査。牛でしかあり得ない審査です

塩崎洋一

大分県南部振興局で経営全般と肉用牛の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

北海道
田所由理恵

水稲脱穀調査に稔りの秋体感!!

2013.10.17

 全道各地で稔りの秋を迎えている中、普及センターでは9月に収穫した水稲奨励品種決定現地調査ほ場等の、脱穀調査を行いました。
 前日の雨がウソの様な秋晴れ快晴の中、普及センター職員と振興局農務課担当者が100筆以上の調査区サンプルの脱穀調査を実施。ホコリにまみれながら、品種特性や生育の結果等を比較しながらの作業となりました。


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左 :試験種類や品種など間違えない様に区分
右 :脱穀(奥)→唐箕(手前)


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左 :籾すり / 右 :計量


 この調査は、収量や品質等の成績・食味等を総合的に判断し、今後の導入品種決定につながって行きます!


 余談ですが...
 一連の作業の流れの中で、一番最初の作業「脱穀」を担当した当普及センターのH調整係長。
当日の体調不良に加えてホコリ対策のためのマスク・眼鏡、目深にかぶった帽子...どう見ても"押し込み強盗"!!
 普段から親交の深い振興局農務課の関係者も、一瞬 ギョッ! としていたのを、私は見逃しませんでした(^O^)
 

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脱穀作業を担当したH調整係長。「手をあげろ!」と言われそう...??(^^;)

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

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