普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2013年5月

富山県
柳瀬美智代

品質向上大作戦展開中!

2013.05.30

 私の担当する地域は、昨年、水稲の品質が大幅に低下しました。
今年はこれを打開するため、品質向上大作戦と銘打ち、農協あげて、管理技術の周知徹底を図っています。
 従来の特報の他に、携帯電話へのリアルタイムな管理情報の提供や、適期作業指示看板を設置しています。


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適期作業指示看板 
 人目につくメイン道路に設置します。


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左 :田植え作業
右 :田植え作業をしている農家に直接指導

  「植え付け深さが深いです。浅めに調整して下さい」


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適期作業指示看板(田干しの準備)
 作業内容が変わるたびに色を変えて、皆さんに見てもらえるようにします。


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携帯電話の管理情報を確認する農家
 自分の手元で情報が確認できるので、間違いなし!
管理情報を迅速に、効果的に、わかりやすく・・・。工夫が大事です。
いつ、やるの。今でしょ!

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

大分県
塩崎洋一

肉用牛巡回

2013.05.23

 今日は、管内の肉用牛農家を巡回しました。JAの方と家畜保健所の方との連携活動でした。
 私は一緒に巡回していても、まだ自分がどこにいるのか、わからない状態。周囲の山々を見渡しても、すべて同じ風景に見えたりするのです・・・・。


 ところで、普及活動では、関係機関との連携を言われます。JAや市町村の方々に、県の行政担当や試験研究、また、畜産であれば家畜保健所の皆さんとかです。
 とくに、今の私にとっては初めての管内ですから、まずは道は覚えなければならない、人を覚えなければならない、ということで、他の関係者のみなさんが巡回しているところに、同行させていただくことを活かします。
 そして、初めての農場では、他の方が農家さんと話すことを聞きながら、その農場の状態を把握していきます。もちろん、この場合は技術面が主で、経営面にまでは至りません。

 その他にも、牛舎に入ったときは、牛さんを目で見る以外にも、臭いや音に気をつけて、牛のコンディションとあわせて、その農家さんの餌のやり方が適切かどうかなど、把握していきます。


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子牛たちは、 いつもはこんな草は食べません。
カメラに近づいて欲しいから投げ込みました。
もちろん、農家さんがです。
いくら普及員でも勝手にはしません。


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こちらは、肥育牛です。
ボーっとなってます。
腹一杯なのか、ビタミンAが切れているのか・・・・
儲かる成績になりますように・・・・

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

北海道
田所由理恵

檜山南部産アスパラガスに付加価値を!

2013.05.21

 檜山の農業は、水稲やばれいしょが中心ですが、「檜山の野菜」として今めざましい発展を遂げているのがアスパラガスです。特に檜山南部産のグリーンアスパラガスは、平成24年実績で2億円を超える生産となり、野菜の中ではカボチャに続く生産額第2位の主要作物となっています。

 普及センターでは、そのアスパラガスに付加価値をつける活動に取り組んでいます。

 昨年度、北海道新進アグリフーズ(函館市の加工業者)の協力で、檜山南部産アスパラガス切り下ペースト(以下:アスパラペースト)を試作しました。しかし、量的にも時期的にも活用について充分な検討ができず、生産供給や仕組みの整理を行い、シーズンを終えました。


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昨年度試作されたアスパラペーストを活用して作られたパン(H24実績より)
普及センターホームページ(▼こちら)もご覧下さい 


 そして今年度!
 アスパラガスの出荷がはじまった4月下旬から、出荷調整の工程で出される「切り下」を原料に、ペースト加工の本格的な試作が始まっています。
 これを受けて、先日、地域での活用についての打合せを行いました。

 5月某日、ペーストを加工している北海道新進アグリフーズ、檜山南部地域から江差町・上ノ国町の飲食店等、檜山振興局商工労働観光課(今年度より新設された「新幹線観光対策室」が担当です!)・農務課、農業改良普及センターの担当者など10名が集まり、アスパラペーストの現物を手に、特徴や扱い方、活用について協議・情報交換を行いました。


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アスパラペーストの色彩・繊維質などの状況を確認し、活用をイメージ


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活用サンプルとして準備されたアスパラペースト(冷凍パック)


 営業中・営業前の仕込み時間等をさいて集まった飲食業のみなさんからは、「色持ちは?」「アスパラの風味は?」「加工予定量は?」「将来性は?」等の確認とともに、各自が考える活用方法についてのアイディアも提供されました。これから、各飲食店でアスパラペーストを活用した試作メニューが産まれて来る予定です。


 この活動は、農業生産と加工業、地域商業が結びついた6次化の活動として動き出したばかりですが、今後、地域の特産品やご当地グルメなどの大きな発展につながることが期待されています!
 平成27年には、北海道新幹線も開業します。
 全国のみなさん、アスパラペーストグルメを味わいに、北海道の檜山へいらして下さい!(...気が早いですね...(^^;))

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

大分県
塩崎洋一

はじめまして・・・

2013.05. 8

 大分県南部振興局で、今年の4月から経営全般と肉用牛を担当しています、塩崎です。よろしくお願いします。
 

 管内は、佐伯市1市だけですが、県最南部で東の先です。
 特に東の先は九州の最東端でもあり、『男の港』に歌われているところです。また、海だけでなく、しっかりと山もあります。人よりもイノシシやシカの方が多いようなところです。それでも、「佐伯の殿様、浦でもつ」という言葉があるほどで、昔のお米での石高は2万石ほどでしたが、海産物を換算すると6万石になったそうです。


 先月、着任早々に管内を巡回すると、2日で350kmほどでした。
 本県は畜産担当者でBSATなる、口蹄疫や鳥インフルエンザ発生時の初動防疫対策チームがあります。そこで、とにかく管内の地理観と農場所在地を把握しようと思い、巡回してみました。その途中の風景を紹介します。


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『銚子の滝』
国木田独歩が好んだ、銚子渓谷にあります。めっちゃくちゃ山の中です


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『♪豊後鶴御崎~♪』 の灯台です


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沿岸部はこんな景色が続きます

塩崎洋一

大分県豊肥振興局で経営全般の普及活動を展開中です。大分県臼杵市生まれ、九州東海大学卒。昭和63年に畜産普及員で採用されました。実家は平成6年まで肥育農家でした。

富山県
柳瀬美智代

緑肥の効果を探る

2013.05. 2

 富山県は、砂質浅耕土が多く、地力が少ない地域が多いと言われています。
土づくりには堆厩肥を投入するのが最良の手段ですが、未熟厩肥の問題、コストや入手が手軽にできないこと、散布機械の調達する必要があるなどで、取り組めていないのが現状です。そこで、緑肥の登場です。
 農家と話していて、「ヘアリーベッチ跡の水稲ほ場で1俵(60kg)多く獲れた」という、耳よりの話を聞いて早速、数字の裏付けをとっています。


●ヘアリーベッチの生育調査
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左 :24年11月19日調査
右 :25年4月4日調査。こんなに生育しました


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左 :クロタラリアの花。景観もきれいです
右 :クロタラリアのすきこみ


●試験研究機関と生育量の調査
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左 :試験場と一緒に刈取調査
右 :丸印の部分は、生育ムラがあり、生えていないところ


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生草重から窒素分を割り出し、次に作付けする作物の減肥分を決定します


 ヘアリーベッチの緑肥効果を数値でおさえ、「このくらいの生育量なら、基肥はどのくらい減らせばいいのか?」試験研究機関と一緒に探りながら、現場に役立つ情報を農家に提供できるように、調査に励んでいます。
 感覚だけに頼らず、調査で数値の裏付けをとる、そして、試験研究機関と連携を取りながら誰もが活用できる技術にする事が大事です。
 緑肥は価格も安く、確実に分解され大面積に施用でき、その効果を農家が実感し、土づくりにつながる救世主です。

柳瀬美智代

富山県高岡農林振興センターで、地域担当しています。地域担当の役割は主穀作(水稲、大麦、大豆)の技術改善や集落営農等の組織化など、地域全体のコーディネートです。

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