普及指導員が現場で活躍する日々をレポート
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◆2009年9月

北海道
田所由理恵

指導農業士・農業士 集う!!

2009.09.17

日高支庁管内では、北海道指導農業士18名、北海道農業士14名が認定されており、地域農業を引っ張っています。
その「日高支庁管内指導農業士・農業士会」の現地研修会が、去る9月3日に開催されました。


当日は、抜けるような青空の下(牧草収穫作業日和でしたが…)、日高支庁管内の指導農業士・農業士12名が出席。

今年度の当番となった日高西部地区の事例として、JA門別の“菌床しいたけ栽培”、JA平取町の“トマトジュース加工”など、JAの取組や、農業・農村の応援団としてグリーンツーリズムに取り組む“民宿アンナプルナ”等、地域農業振興に係わる取組と、指導農業士2名の農場を視察。経営の現状と課題・今後の方向性や、地域振興などについての意見交換が行われました。


  
JA門別“菌床しいたけ栽培” この菌床からムクムク生えてくる椎茸を想像しながら…


  
JA平取町“トマトジュース加工” 衛生第一です!(「怪しい研究者の集まりみたい」…と誰かの発言に一同爆笑!!)


参加者の方々は、

「地域での取組として耳にしたことはあるけれど、どんな事をとり組んでいるのか良く知らなかった」
「これからの農業や地域振興を考えていく材料として重要」

と、それぞれの視察先で、熱心にメモをとり、写真をとり、話に頷き、“目から鱗が…”と感嘆する声もありました。

また、町村を越えての情報交換など、若い農業士は指導農業士との会話の中から得るものも多かった様子で、有意義な行事となりました。


指導農業士の牧場にて、黒毛和牛の育成牛舎を視察中!<br />
  指導農業士の農場にて、施設園芸(ハウストマト)経営の現状と課題を意見交換
左 :指導農業士の牧場にて、黒毛和牛の育成牛舎を視察中!
右 :指導農業士の農場にて、施設園芸(ハウストマト)経営の現状と課題を意見交換 


(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)
  

田所由理恵

平成24年から檜山農業改良普及センター所属。25年度に高付加価値に係わる仕事に変わりました。北海道に新幹線が来るのも間近!北海道の入り口で地域農畜産物の付加価値向上に邁進します。

徳島県
吉原 均

れんこんで染めよう!

2009.09.11

 食べるだけが農業じゃない!
 みなさん、れんこんで布が染められるってご存じでした? いわゆる「草木染め」というやつです。
今回は、PR商品作りのために行った、実験の様子をレポートします。


 煮出す時間や薬品の濃度などが多少(?)いい加減で、「男の料理」っぽくなってしまいましたけど、後継者の方も参加して、ワイワイにぎやかな実験になりました。

 使うのは「れんこんの葉」。これをちぎって、大きなステンレス製の鍋で煮出します。鍋はステンレスかホーローがベスト。草木染めは多くの場合、布に染みこんだ色素を金属イオンで発色・定着させる「媒染」を行うのですが、もし鍋が鉄や銅でできていると、溶けだしたイオンの影響を受けてしまうからです。


  
葉っぱを細かくちぎって、鍋で煮出します。ちょっと変わったにおいがしますが、気にしない!
頭にタオルを巻いているのは後継者の方。手前は高度支援センターの沢田さん。れんこん激ラブの熱い男です。
 


  
左 :染色液が出来たら布を入れます。ムラにならないように良く動かして  
右 :ミョウバンを溶かした媒染液に入れます。濃度は・・・なんだかんだで結局適当になってしまいました!
    


 さて適当に煮出したら、葉を取り出して布を入れ、しばらく液中で泳がせて、色素をムラなく染みこませます。
 布を取り出して、アルミや鉄といった金属イオンが溶けた液に入れます。するとアラ不思議! アルミなら黄色、鉄ならグレーに発色します。化学染料には無いやさしい色合い。お試しあれ!


  
左 :それでもきれいな黄色に染まりました!写真は当センターれんこん担当の圓藤さん
右 :なんだか昔の映画のタイトルを彷彿とさせる光景です。色の濃さがバラバラなあたりが「男の料理」。中には汚れたゾーキンにしか見えないような色も・・・。「まぁ、こんなもんかな!」  れんこんのPRに使えるかどうか、今後も挑戦は続く!?
 


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吉原 均

徳島県美波農業支援センターの吉原均です。野菜・作物担当で「きゅうり」、「いちご」、「水稲」、「藍」を担当しています。

blog_hukyu_furuse_f.jpg 島根県
古瀬 太

時代は、自給粗飼料生産

2009.09. 8

時代は、自給粗飼料生産 ~牛が食べる漬物づくり~


 飼料(餌)価格の高騰が畜産農家の大きな悩みであることは、以前紹介しましたが、その対応策として、道路脇の刈草の飼料利用の他、水田や畑を活用した飼料作物の生産にも取組んでいます。


 飼料用トウモロコシやソルゴーといった飼料作物は、栄養価が高く、飼料代の低減に役立つものと期待されています。
前回の記事では、「ロールベールサイレージ」という、ちょっと一般の方には分かり難い専門的用語で紹介しました。

「ロールベールサイレージ」とは、ロール(円筒形)にベール(食品用ラップフィルムの大きなもので巻き付けて密封)したサイレージ(乳酸発酵させて貯蔵性を高めた飼料で、いわゆる漬物の一種)のことです。
冬場には草ができないので、畜産農家は春から秋に草を作り、冬場に使う分は腐らないように漬物にするという訳です。


「ロールベールサイレージ」の実演・研修会。当日は、地方局の取材もありました  農家や関係者を集めて、栽培から給与までの技術等について研修しました
左 :「ロールベールサイレージ」の実演・研修会。当日は、地方局の取材もありました 
右 :農家や関係者を集めて、栽培から給与までの技術等について研修しました


順調に生育し、人の背丈の倍くらいになりました
順調に生育し、人の背丈の倍くらいになりました


 山陰地方は梅雨明けが大幅に遅れ、日照時間が短い夏でしたが、農家が丹精込めて育てた飼料作物は立派に生長し、収穫時期を迎えています。
島根県では、比較的新しい技術体系である「ロールベールサイレージ」の普及を目指して、今年度県下4箇所の実証圃を設置しました。その実証圃で、収穫調製の実演・研修会が開催されました。

 広い畑の中に、白いロールベールがある風景は、どこか心和む牧歌的な田園風景だと思いませんか?


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古瀬 太

島根県農業技術センター技術普及部畜産技術普及グループで、主に乳用牛を担当しています。 農家に信頼される普及員を目指して、牛群検定成績を活用した飼養管理指導や搾乳機器の点検等の普及活動に日々励んでいます。

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