提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


都会の真ん中で、農業体験を! 名古屋ニコニコランドで「クボタキッズランド農業体験」(愛知県名古屋市)

2011年10月24日

 10月10日の体育の日、親子で楽しむ「名古屋ニコニコランド」が名古屋市中区の久屋公園で行われ、快晴の空のもと、たくさんの親子が来場した。
今年で3回目となる「名古屋ニコニコランド」は、食と健康をテーマにしたイベントで、主催は(社)名古屋中法人会。(株)東海クボタが、クボタeプロジェクトの一環で、キッズランド農業体験コーナーを出展し、子どもたちに収穫された稲を白米にする過程を体験してもらうものだ。

 クボタキッズランド農業体験コーナーでは、脱穀、籾すり、精米、計量、袋づめを体験できる。仕上がった白米(1合)は、参加した子どもたちが持ち帰る。稲や籾に触れ、農業機械を動かす体験を通して、「毎日食べるお米への知識を深めてもらう」ことがねらいである。

 ブースの前には黄金色の稲束の山とカカシが立ち、来場者を迎えてくれた。この日用意されたのは、愛知県産の「あいちのかおり」の稲束250 束。「あいちのかおり」は、愛知県農業試験場で育成された品種だ。


  
左 :かかしがお出迎え / 右 :あいちのかおり


◆まずは、受付
 体験希望者は、受付を通り、体験コース順にシールを貼っていく「スタンプラリーカード」を受け取る。前日までに、70組の親子が事前申し込みをしていたそうだ。
 順番を待ちながら、トラクターや田植機が活躍するのを見て、ビデオで田んぼの仕事をお勉強。


  
左 :受付 / 右 :米づくりをビデオで学習


◆脱穀作業は、足踏み式脱穀機で
 脱穀は、稲束から籾をとる作業。準備されたのは、昭和30年代ごろまで使われていた、足踏み脱穀機。足元のベダルを踏むと、円筒形の「どう」が回転する仕組みだ。脱穀した籾がとび散らないように、脱穀機はカバーでおおわれている。
機械の説明、操作指導をするのは、クボタグループとイベントボランティアスタッフ。脱穀機の前には行列ができた。
 稲束を、回転する「どう」に押し付け、籾粒をはずす。稲穂と「どう」の部分がしっかり接触するように持つのが、コツらしい。
 みていたお年寄りは、「昔うちにもあったな」となつかしそう。若いママたちは、「こんな機械は初めて」と興味津々の様子。


  
左 :脱穀作業 / 右 :大人も興味津々

 
◆籾殻はこうして取るんだね!
 次は籾すり。今回の農業体験で「一番面白かった」という人気の作業だ。手動の小さな籾すり器をつかって、まだ硬い殻に包まれている籾から、籾殻を落としていく。「鉛筆削り器みたい」
 籾すり器からは、籾殻と薄茶色の玄米が出てくる。「籾殻ってカサカサして軽い。殻がこんなにとれたよ」と目を見開く子どもたち。
同コーナーでは、自動籾すり機も作動していた。籾殻は肥料にして、田んぼの土へ返される。


  
左 :籾すりは面白いよ / 右 :籾と籾すり後の玄米


◆玄米を白米に
 精米機にかけ、玄米を白米にする。薄茶色の玄米が、さらさらの白いお米になって出てきた。最近は、コンパクトな家庭用精米機も普及しているようだ。



精米


◆升をつかって計る
精白したお米を一合升で計って袋詰め。袋をシールドしたら、手書きでシールを貼って、出来上がり!

 市内から参加した小学生3年生と5年生の兄弟は、「茶色の米が白くなったのが面白かった」。お母さんは、「学校でイベントを知って申し込みました。子どもが食べることや食材に興味をもってくれるきっかけになれば」と話した。
 マイブランドの米袋を手に、やりとげたという表情をみせる子どもたち。毎日何気なく食べているお米に、関心をもったようだった。


◆農業機械展示/田んぼで働く機械たち
 体験会場のブースには、コンバインやトラクター、田植機が展示され、大人気。子供たちは試乗して運転席のハンドルを回し、ご機嫌な様子だった。(君成田智子 平成23年10月10日取材)