提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


妙高山麓の再生農地を花畑にして観光の拠点づくり(新潟県妙高市)

2011年07月26日

 高原野菜、特に高原トマトの一大産地だった妙高市大洞原地区は、近年、農業者の高齢化などから耕作放棄地が増加し、問題となっていた。
 その解決のため、平成21年から、妙高山麓直売センター「とまと」を運営する(有)妙高ファームを中心に、地域の農業法人や関係機関で「妙高大洞原農地再生推進協議会」を設立し、クボタeプロジェクトの支援を得て耕作放棄地の再生に、本格的に取り組んでいる。


(過去の活動)
農商工観光連携による農地再生で地域を活性化しよう(新潟県妙高市)
花を咲かせて賑やかに! 農商工観光連携を目指して活動続く(新潟県妙高市)


 花畑を造成して、農商工観光連携による地域活性化を目標に、3年で5.5haの放棄地を再生する計画で、初年度の22年度は3.3haを再生し、そば、なたねのほかキキョウなどの宿根草を植えた。妙高山を背景に、再生農地の花畑が美しい景観を形成しており、直売所、周辺の温泉・スキー場と相まって、多くの観光客が訪れるようになっている。


  
左 :昨年再生した農地は菜の花畑に。背景の妙高山とともに、美しい景観を形成
右 :妙高山麓直売センター「とまと」。地域農業活性化の拠点となっている


  
左 :直売所では旬の山菜、春野菜、野菜苗が豊富に並び、観光客に人気が高い
右 :20棟の家庭菜園付き貸別荘も大人気で、美しい景観に溶け込んでいる

       

 本年5月19、20日の2日間にわたり、23年度のクボタeプロジェクトを実施した。農地再生推進協議会のメンバー、関係機関とクボタの総勢40名が参加して、新たに2haの放棄地を再生した。雑草を抑えるため、まず夏そばを栽培し、秋にはワラビを植えて山菜園とする計画だ。(みんなの農業広場事務局)


  
左 :まず草刈機で雑草を刈取り・細断
右 :プラウで耕起し、雑草の根を反転させる


   
左 :ロータリー耕で砕土整地。共同作業で、石や雑草の根などを収集。夏そばを播種した
右 :背景は建設中の妙高山麓都市農村交流施設。農業体験・そば打ち教室などの交流拠点になる予定だ
 
   

  
左 :5月に再生した農地に夏そばが開花(23年7月10日撮影)
右 :7月10日、昨年再生した農地1.2haで、菜の花の後に10万本のコスモスを定植。協議会構成員と地域住民も参加