提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


大規模遊休荒廃地解消作戦パート2!(長野県高森町)

2008年06月06日

地域、行政、メーカーが協力して遊休荒廃地の整備を実施!


 長野県高森町で5月28日、関係者※1約80名が参加して、大規模遊休荒廃地の整備が行われた。

開会式の様子

 高森町吉田小沼地籍(吉田地区新川橋上流)では、15年ほど前から約2haの水田が遊休荒廃農地となっており、平成19年度から大規模遊休荒廃地解消の取り組みが行われている。


 当日は、

(1)残る1.7haの遊休地解消作業、
(2)大型機械による遊休農地復元作業実演、
(3)有害鳥獣対策の緩衝帯として荒廃竹林等の整備
  がおこなわれた。


 参加者はそれぞれ畦畔草刈班、竹藪整理班、立木伐採班、竹等粉砕班、チップ運搬班、平地除草班、農地復旧班、昼食準備班等に分かれ、作業を開始した。

 14箇所に分けられた元圃場には、フレールモア装着のパワクロトラクターとラジコン草刈機といった大型機械と、歩行・乗用モアが一斉に入り除草、茂りに茂った葦や雑草、灌木等を次々と片付けていった。続いてプラウが反転耕起をおこなった。

ラジコン草刈機 フレールモア装着のパワクロトラクター プラウを装着したパワクロ


 大型機械が入らない畦畔や斜面では、小型草刈り機が威力を発揮した。また、立木や竹藪にはノコギリ、カマ、チェーンソーが活躍した。

乗用モア チェーンソーなどでの草刈り 斜面の立木や竹藪もみるみる刈られてゆく

 午前10時過ぎから始まり、昼食をはさんで午後3時に作業が終わる頃には、圃場が元の姿を現した。

お昼に地元女性部が準備してくれたおにぎりや豚汁 午後の作業開始時の圃場 作業終了時の圃場のようす


 復元された圃場には、今後秋ソバが播種され、秋には地元産ソバが地域の蕎麦店で提供される予定だ。長期的には、地域が主体となって観光や体験、食育などを視野に入れた利用をおこなっていく考えだ。


 下伊那農業改良普及センターの担当者は、「下伊那地域は長野県内でも遊休農地の割合が高く、その中でも高森町吉田地区には、遊休荒廃農用地が散在していて、その解消と活用が大きな課題になっている。有害鳥獣対策とあわせて、モデル的取り組みを進めていきたい」と話した。(みんなの農業広場事務局)


※1 吉田区里づくり委員会、高森町吉田区、下伊那農業改良普及センター、高森町、高森町営農支援センターゆうき、JAみなみ信州高森支所、高森町農業技術者連絡協議会、下伊那地方事務所、(株)甲信クボタ、ほか農機具メーカー


昨年・第1回大規模遊休荒廃地解消作戦・実演会・野生鳥獣緩衝帯整備の様子は こちら


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