提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


野菜

播種から88日でかぼちゃ(えびす)を収穫し、1週間の追熟後に蒸して食べてみました。甘味はあるのですが、水分が多くべちゃっとした食感です。栽培段階での水まきの量が多いと水っぽくなると聞いたのですが本当でしょうか。その他、一般的にかぼちゃの水分が多くなる原因は何が考えられるでしょうか。

1)水っぽくなる原因
栽培期間中にかん水をすると、カボチャの水分が多くなります。雨の少ない場合は別にして、栽培期間中は、ほとんどかん水せずに作ります。乾燥が心配ならば、マルチ栽培にするか、株数が少なければ敷きワラを使用します。雑草の刈り取ったものを敷きワラ代わりに使ってもよいでしょう。


2)対策
苗を植えつける際、深耕、有機質肥料、堆肥等を考慮した土づくりをしていらっしゃるでしょうか。
作り方には以下の方法があります
 ①放任
 ②1本整枝(親づるだけ伸ばし、子づるは出来次第とる)
 ③2本整枝(4~5枚で親づるを摘芯し、子づる2本を出させてはじめての花をとり、2番目以降の実をとる)
 ④3本整枝(③と同じやり方)


一般に、早どりや若どりをすると、水分が多く、べちゃっとしたカボチャになります。
完熟したおいしいカボチャかどうかは、「皮が固い」「ずっしりとして重い」「果肉の色が濃く(緑色が濃い)果梗(カボチャの実とつるの間)が太く、乾いてしわが出てコルク状になっている」、などを確認して収穫するとよいでしょう。皮の色は、実が若いときはグリーンが鮮やかできれいに見えますが、熟すとうす黒くなります。
早く収穫したいという気持ちになりますが、ゆっくりかまえて、少なくとも7~10日遅く収穫するとよいでしょう。

肥料(元肥)については、実のなる野菜なので、8-8-8や6-6-6など、NPKがそれぞれ同じ数字のものがおすすめです。可能であれば100%有機の肥料がよいでしょう。