提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


野菜

白ネギを栽培していますが、耕土が浅く、軟白部分が短い傾向にあります。被覆資材による軟白など、土寄せに頼らない軟白方法はありますか。また、土寄せに関して、白ネギ専用の培土機と普通の中耕機では、土寄せの精度に違いはありますか。

1)ハウス栽培で遮光フィルム(シルバーポリ、白黒ダブルポリマルチ等)を用いたネギの軟白方法はありますが、露地栽培の例があるかは不明です。

ハウス栽培の例は以下のとおりです。
①土寄せが不要のため、畦間は約60cmと狭く植えます。
②条に植えたネギの葉身長が伸びても倒れないように等間隔に支柱を立て、テープまたは糸を張って支えます。
③出荷予定の約1カ月以上前に、株元から葉の分岐点まで遮光フィルムを腰巻きのようにゆるみなく、ずれないように巻きます。
④葉鞘部に光が入らないように、フィルムの先端を洗濯バサミまたはクリップで止めます。
上記のような方法で軟白したネギは、白さは劣りますが柔らかく甘く、サラダ感覚で食べることができます。

露地栽培では、ハウス栽培に比較して、風による倒伏や葉の折れなどが懸念されます。そのため、下記のような対策が考えられます。
①土寄せによる株元の固定
深さ10~15cmの溝を掘り、植えます。その後、生育に伴い、2回に分けて溝を埋めて平らにします。
②伸長した株が風で倒れないように両側にテープ等を張り抑えます。


2)土寄せの機械について
普通の中耕培土機は、土上げ機能がありません。たくさん栽培する場合は、白ネギ(根深ネギ)専用の土寄せローダーが必要です。
小面積であれば、鍬で両側から土寄せすれば十分です。