提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

大豆の後、1月に田起こしをしますが、代かき時に大豆の枝がごみとして浮いてきます。石灰窒素を使用すると窒素が多くなり、稲が倒れるのではないかと思いますが、大豆後に枝を腐らせる方法を教えてください。

大豆収穫後の処理によって、腐熟程度にかなりの差が出ます。圃場に放置したまま冬期間に入ると、低温により土壌微生物の活動が緩慢になるので、1月の耕耘では時期が遅いでしょう。収穫後の秋の早いうちに耕耘して土壌にすき込めば、収穫残渣の腐熟が進むので、春の移植作業の際に邪魔になることは少ないと思います。


大豆コンバインで収穫すると、通常は生産物以外は砕かれて排出口から出て行きますが、長いまま出てくることもあります。それを解消するにはオプションで、稲のコンバインのようなカッターを装着する必要があります。装着せずに処理をするにしても、秋に早めに耕耘を行えば、ロータリーによる粉砕と、すき込みによる腐熟が進み、ある程度良くなるでしょう。
秋作業を行わず、カッターも使用しない場合は、何らかの粉砕作業(ロータリーや畜産でサイレ-ジに使用するカッター等)が必要です。
石灰窒素の投入は、施用量等の基準が明確でないため、ご指摘のとおり翌年の稲作に影響が出る恐れがあります。
植物体残渣が目立つようであれば、ロータリーの回転を上げて、さらに粉砕しなければなりません。代かき時にドライブハロ-を使用すれば、残渣を中に入れ込み、表面をきれいに仕上げることができるでしょう。