提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

中干しにはどのような効果があるのでしょうか。

中干しには、大きく以下のような3つ効果があります。


(1)稲の生育調節
稲は放置するといくらでも分げつし、穂数が多くなり、あわせて籾数も増加します。結果として、いま求められている、充実した良質・良食味の米は得られません。したがって、余分な分げつ(穂数・籾数)を制限する手段として、中干しは重要な管理方法になります。


(2)根自らの体力づくり
充実した、良質・良食味米を作るためには、最後まで(収穫まで)根を健全に保つ必要があり、そのためには、酸素が必要です。生育前半では、稲体(分げつ:穂数・籾数を確保するため)を作るために、がんばってきた根を休ませる必要があります。生育後半に向けて、根自らの体力づくり=酸素の取り込みをします。


(3)地耐力の強化
現在の収穫作業はコンバインなどの機械力に頼っています。収穫作業を効率的・効果的に行うためには、機械が無理なく・無駄なく動くことが求められます。そのためには地耐力を高める必要があり、中干しは機械作業スムースに行うための重要な役割も担っています。