提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

中干しを忘れて、水をきるのが遅れてしまいました。品種は「ヒノヒカリ」で、植え付け35日目です。どうしたらよいでしょうか。

水稲栽培にとって中干しは、稲の生理・生態からしても重要な作業になります。本来、稲の持つ能力には計り知れないものがあります。いま、求められている「米」を作っていくためには、生育調整(中干し)は絶対的に必要な技術だと思います。

ヒノヒカリ(西南暖地:四国、九州では中生品種)の中干しは、一般に35~40日頃に行います。
「コシヒカリ」などのような早生品種であれば、少し遅いかと思いますが、「ヒノヒカリ」は中生品種です。今からでも遅くはありませんので、中干しを行ってください。


ただし、中干しの程度については十分に注意してください。
①田面が白乾するような強度の中干しはマイナスになります。根に酸素を供給し後半戦に備えるはずが、せっかくできた根を切ってしまい、活力が低下することになります。
②表面(田面)は、地域の土本来の色を保ちながら、指の第一関節まで入る程度のひび割れ程度にとどめてください。