提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

稲作の収穫後に、来年に向けた準備を行いたいと思います。低コストでできる土づくりを教えてください。

水田の土づくりには、物理的な方法と化学的な方法がありますが、両者を組み合わせて行うと効果的です。

物理的な方法としては、深耕があります。
作土層を15~18cmにし、水の縦浸透を図るため、3年に1回程度、耕起前に弾丸暗渠+サブソイラ、またはスタブルカルチなどをかけると良いでしょう。

化学的な方法としては、有機物や肥料(ケイカル、溶燐、石灰窒素)の施用があります。最も経費が安く効果的な方法は、「乾燥鶏糞」の利用です。

●秋耕耘時に、地力の高い埴土・埴壌土を100kg/10a、地力の低い砂壌土・砂土の場合は150kg/10aを施用します。
●乾燥鶏糞は牛糞、豚糞に比べ窒素(N)成分が高く、稲作の中・後半まで肥効が出ます。
1~2年連用して稲のでき具合を見て、3年連用したら一時施用を休み、ようすを見てください。

堆肥(施用量:1000kg~1500kg/10a)に比べ、施用量が少なく、経費も安くて効果的ですが、春に施用すると、田植え後一時ワキが発生することがあります。なるべく秋耕耘時に施用するとよいでしょう。