提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

自家採種した種の発芽率が悪いような気がします。正しい自家採種方法を教えてください。

自家採種の際には、次の事項に注意ください。

「圃場の準備」
・混種防止のため、できるだけ前年に同じ品種を作付けした圃場に植え付ける。

「栽培」
・多肥多苗密稙をしない。
・前半、草出来させず(大きく育てすぎない)、後半の出穂20~12日前に穂肥を施用して、登熟の良い充実した籾にする。なお、食味にこだわる必要がないので後半に窒素施用しても問題ない。
・出穂前30日~出穂期に、採種する圃場の見廻り(畦畔を一回り)をして、ばか苗病株や変種穂の株を発見したら抜き取っておく。

「収穫調製」
・収穫前にコンバインの掃除をよくしておく。
・刈り遅れると胴割れ、ふ割れが発生するので注意する。
・コンバインのエンジン回転数を落として刈り取る。
・圃場の周囲は混種の心配があるので、まず周囲を刈り取り(廻り刈り)して、籾を食用に排出してから、圃場の中心を収穫し、採種もみに利用する。
・少面積や少量(1ha以内)の場合は、圃場周囲を除いた中心の稲を手刈り後、結束して、自然乾燥させ、後日、手動でコンバイン脱穀してもよい。
・収穫した籾は、できるだけ低温乾燥調整する(主食米より時間をかける)こと。