提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


稲作

コナギホタルイ水田の除草剤を撒いても、一部の草が残ってしまいます。効果のある除草法を教えてください。

水田で除草剤を使用しても雑草が残る場合は様々な原因が考えられます。


  1. 除草剤を使用した時期が遅かった。

  2. 残った雑草は、使用した除草剤の適応雑草ではなかった。

  3. 用水の温度が低く、入水口付近で除草剤の効果が低下してから雑草が生えた。

  4. 適正に除草剤を使用したが、特定の雑草だけに効果がなかった。


1と2は水田に生える雑草を確認し、対応できる除草剤を適切な時期に使用すれば防除できます。
3は水田に水を入れる時に回し水を行い、水田内の温度の差をできるだけ少なくすることで雑草発生時期の差が小さくなり、除草剤で防除できます。
4の症状が見られる場合は、抵抗性雑草の可能性があります。抵抗性雑草が発生する場合の特徴は、他の雑草は生えていないのに特定の雑草だけが発生します。
近年水田雑草で問題となっているのは、スルホニルウレア系除草剤(以下「SU剤」)抵抗性雑草です。SU剤抵抗性雑草は、1995年に北海道でミズアオイが初めて確認され、現在では全国各地で確認されています。SU剤抵抗性雑草として確認されているのは、イヌホタルイ、コナギ、アゼナ、アメリカアゼナ、ミゾハコベ、キカシグサ、キクモ、ミズアオイ、アゼトウガラシ等です。SU剤抵抗性雑草が発生した場合は、SU剤抵抗性雑草に効果がある成分(ブロモブチド、ベンゾビシクロン等)が入っている除草剤を使用する必要があります。