提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【102】

2016年07月14日

待っているトウモロコシ 

山田早織


5月の終わりごろ。
連休も終わり、もう少しで梅雨入りする、やる気のないころだけど、みんなが待ち望んでいる時期でもある。
というのも、遠州森町ではトウモロコシの販売が盛んで、朝採りのトウモロコシを農園の直売所で販売しているからです。


その直売所での販売がものすごいんです。
年々人気が出てきて、お昼前には売り切れているところがほとんど。
さらに、みんな早起きをして買いに行くという。


yamada_102_02.jpg今年のシーズン初め、知人がトウモロコシを買いに行くからと、自宅を5時半ころ出るといっていたので、びっくりしたものだ。
6時半ごろには、すでに150人ほどが並んで待っていたとのことで(販売開始は7時から)、人気の農園は、朝の一瞬の時間しか買えないこともあるらしい。


以前、のんきな私が、遅い時間に買いに行ったら、すでにどこにも人の姿がない状態だった。


私も子どもたちも、トウモロコシは大好きで、毎日毎日食べているといっても過言ではない。今年のシーズンに入って、どれだけトウモロコシをむいたことか。


それにしても、収穫したら直売でどんどん、はけていくっていうのがすごいな。
もちろん、予約して、直売が落ち着いたころに買いに行けるという場所もある。
でも、みんな採りたてを求めて早起きをし、はるばる直売所まで買いに行くんだもん。
消費者が、こんなにとりたてにこだわりを持ってくれる野菜って、ほかにあるんだろうか・・・。
こんなに理想的な売り方ができるなんて、すばらしいと思う。


yamada_102_01.jpg「甘々娘」でブレイクした遠州森町のトウモロコシ。
安値で売らず、ブランド化できているのには、やっぱりおいしさが決め手なんだろうな。


私はベビーコーンも大好きで、トウモロコシが出始めるころに並んでいるベビーコーンも、ついついたくさん購入してしまう。
「最高にぜいたく!」と思いながら、まだ皮がついているベビーコーンの皮むきをがんばる。


シーズンの終わりには、またしてもまとめて買い、冷凍する。
トウモロコシって、すてき。


新鮮なトウモロコシの甘さは、早起きして得られる、最高のごほうびだ。
みずみずしくて、ぷりぷりで、とっても甘くて濃い味。


一度食べたらやめられないおいしさです。


やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。