提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【91】

2015年02月04日

ぺったんぺったん 

                                    山田早織


意外な感じがしますが、私は自分でお餅をついたことがありません。
実家は年末に決まったお菓子屋さんでのし餅やへそ餅をたのんでいて、自宅でお餅をつくことがなかったからです。
お餅は大好きで、おなべにも入れるほど。
もちろん、イベントなどでぺたっとやらせていただくことはありましたが・・・。


それが、勤務先の施設でいきなり餅つきの係になってしまい(しかも当日の朝突然、流れで)、なんの予備知識もないままに、「初めまして、餅つき機さん」からスタート。


なんとか餅つき機の説明書を読む。
・・・こんなもの(失礼)で、どうやったら餅がつけるんだろうか。
見れば見るほど不思議でなりません。


とにかくやるしかないのだ。
みんな待っている。


yamada_92_1.jpg幸い、もち米は前日に水に浸けて用意してくれてあったのでよかった。
疑いの眼差しを餅つき機に向けながら、一升と三升に分けてセット。
スイッチオン!!


一升分はみんなで杵とうすを使ってぺったんぺったんすることにして、三升はそのまま餅つき機でついて、同時に提供しようという作戦に。


なんとなくのイメージで、餅を提供できるように準備を整え、まずは一升の方が蒸しあがる。
「おぉ・・・」思わず声が出てしまう。いいにおい。
見事に蒸しあがったもち米をみんなの所に運ぶと、みんなが歓声で出迎えてくれる。
・・私をじゃなくて、もち米を(わかってるわい)。


そのまま私は三升のもち米のようすを確認。
蒸しあがったもち米を、ついに餅つき機でつくときがきた!!

説明書に言われるがまま、ふたを開け、「つく」スイッチをオン!!
ぐおんぐおん・・・


yamada_92_2.jpgす、すごい。
餅つき機ってすごい!!
なんで、これで餅がつけるの?!


感心しきりで餅つき機を眺める。
お餅をつくのは、ぺったんぺったんだけじゃないんだなぁ。


そうこうしているうちに、一升のお餅がつきあがり、アチアチしながらちぎって丸めて、ちぎって丸めて・・・
気づいたら三升の餅つき機さんは役割を終えていた。
その後は、さらなるアチアチ地獄。想像以上に熱かった。


でも、つきたてのお餅を食べられるなんて、ものすごく幸せ!!
きな粉とからみ餅をたくさん堪能しました。
お正月のいい風習だなと実感しました。(おいしいから。笑)


餅つき機、買おうかな。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。