提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【75】

2013年10月07日

マイキューちゃん(風)

                                    山田早織


産後、友人が差し入れてくれたものの中に、「きゅうりのキューちゃん風きゅうりの佃煮」(ややこしい)が入っていた。農家であるお姑さんが、作ってくれたそう。
とてもおいしくて、また食べたくなったけど、さすがにまた作ってくれというのも図々しいと思い、レシピを教えてもらった。

レシピといっても、煮汁以外の分量はナシ。「お好みの量で」ってやつ。
思ったより簡単で、すぐにできそう。


yamada_76_1.jpgいただいたきゅうりがいっぱいあったので、生姜を買いに行く。
「あ、せっかくだから新生姜にしよう♪」
きゅうりと新生姜の融合!

早速きゅうりをスライスし、「お好みの量」で、生姜を多めにいれることにした。


「きゅうりを火にかけるってあんまりないよなぁ・・・中華料理にはあるけど」
「キューちゃんって漬物かと思っていたけど、ホントのキューちゃんも佃煮なのかなぁ」と考えながら、キュッキュッと音を立てて、きゅうりを炒め煮にする。


きゅうりはほとんどが水分で、栄養価は少ない、と聞いた時はショックを受けた。数少ない、子どもがすきな野菜の一つだからだ。
「となりのトトロ」で、小川で冷やしたきゅうりを丸かじりするワンシーンがあって、それをみて以来、息子もきゅうりを丸かじりするようになったのだ。
そうそう、私も子どもの頃に同じシーンをみてきゅうりの丸かじり・・・したよなぁ。
日本全国にそういう子はいっぱい、いっぱいいるだろうな~。しかも二代に渡って。


yamada_76_2.jpgそうこうしているうちに、私の初「キューちゃん(風)」のできあがり!!
なんだかワクワクしちゃった。


昆布の量がちょっと多すぎたし、醤油も入れすぎちゃった。
とはいえ、ほかほかの「キューちゃん(風)」を食べられるのは、作ったときだけ!
なんとも得した気分。


「お好みの量で」のおかげで、自分だけの「マイキューちゃん(風)」。
次に作るときは、きっとまた違う味になる「マイキューちゃん(風)」。
手作りならではの良さですね。


うれしくて、知人(フランス料理やさん)の奥さんに、自慢を兼ねたおすそ分け(笑)。
喜んでくれたので、作り方を伝授(ちょっとえらそう)。
「早速作ったよ」と報告メールをもらう。

この「キューちゃん(風)」は、きっとまた違う味がするんだろうな。
今度食べさせてもらおう。


野菜は好きだけど、なかなか上手に料理できなかったり、マンネリになっちゃったりする。
旬のときは同じ野菜ばっかりだったりするしね。

そんな時、ちょっと違う食べ方を教えてもらうと、すごくウキウキする。
今回はそんな一品でした。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。