提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【66】

2013年01月08日

みんなで食べるとおいしいの

                                    山田早織


うちは核家族です。実家はわりと近くにありますが、常に一緒に生活しているわけではないので、基本的に3人です。


去年の今ごろ、息子は2歳でした。生ものはあげていませんでしたが、それ以外に「嫌い」な食べ物や、「食べたくない」ものがたくさん。
お米やパン、麺類といった炭水化物や、おイモ類やお肉などが好きで、野菜やくだものは嫌いという、わかりやすい偏食ぶりでした。くだものは好きなものばかり食べます。

よく一緒に遊ぶ1歳年下の女の子は、野菜やくだものもよく食べます。
もともと息子は「食」に貪欲ではなく、彼女のほうが食べることに興味があったのは事実ですが・・・
「なにが違うんだろう?」とよく考えました。


4月から保育園に入り、毎日給食がでます。
苦手なものもいっぱい出るし、あんまりたくさん食べるほうではない。大丈夫かなぁ・・・と心配したとおり、あまり食が進まない様子。先生が工夫してくださり、半分ずつ出して、食べ終わるとおかわりさせてくれました。
それから約8カ月。今では給食を残さず、おかわりをする日もあるほどに。


家での食事にも変化が見られました。
食べようとしなかった野菜やきのこも自分から食べ、くだものも大好きになりました。特にトマトは大好物に・・・!!
今の時期、みかんを自分でむいてたくさん食べ、りんごも丸々1個食べてしまうほどに。
器の持ち方もきちんとし、本当にいろいろな変化が見られました。


もしかして、大勢で食事をしているからかな?
家では私と二人で食事をとることが多いから、大勢で食べられてうれしいのかも。


そういえば、あの女の子は、同じ核家族だけど、日中は実家の農家で過ごすため、お昼はおじいちゃんやおばあちゃんも含め大人数で食事をしているし、職業柄、野菜やくだものもたくさん食卓にあがっている。(時々私もごちそうになります)
みんなの目があって、みんなで笑いながらの食卓は、もしかしたら好き嫌いも減らしてくれるのかも。
保育園も、お友達や先生と一緒に、とても楽しく食事ができているんだな。


最近は、好き嫌いというより、「食の好み」ができてきたように思います。
「カレーは好きだけどビーフシチューは好きじゃない」といった感じ。
それが、意外と私と似ていて苦笑する日々です。

食事の質と共に、誰ととるかも重要ですね。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。