提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【59】

2012年06月08日

食べ物? 工業製品??

                                    山田早織


最近、いろいろな食品の危険性について書いてある本を、仕事の合間に読んでいる。
主には添加物についての記載が多いが、調理方法などについても書いてあって、参考になっている。


子どもを保育園に迎えに行き、帰宅できるのが大体18時半頃。
寝かせたい時間から逆算すると、遅くても19時前には食事を始めたいので、仕事帰りの買物は不可能。結局、週末にまとめ買いをして、下準備をして冷凍保存・・・。
毎朝、使うものを冷蔵庫へ移して出勤・・・という形に。


仕事で日中は子どもと一緒にいられないので、手をかけてあげられるものは限られてしまう。食事はそのうちの一つだと思って、なるべくなら手作りで・・・と考えている。
だしは一週間分まとめてとる。給食の献立とかぶらないように、魚や肉の種類や調理方法も変えて、メニューをたてる。さながら、できの悪い栄養士のようだ。


本を読んで、いろいろな食品を食べるのが怖くなってしまった。
今まで、よく平気で子どもに食べさせていたなぁ・・・って。
添加物などが、具体的にどんな影響を身体に与えるのか、知らずにすごしてきた。

本を読み、自宅の冷蔵庫を開け、中にあったものの原材料の表示をもう一度しっかり見てみた。ショックを受け、捨てた。


料理に使う「さしすせそ」の調味料は、毎日使うものだからと、なるべく(ある程度は)こだわっているつもり。買物に時間をかけ、困ったときは原材料の表示をみて、なるべくシンプルなものを選んできた。だからわりとセーフ! だったが、それ以外はひどいものだった。
「なんだこりゃ・・・。これは食品じゃない。工業製品だ。こんなものを当たり前に食べているなんて・・・」無知だった自分に腹が立ってきた。


もちろん、本に書いてあったことすべてを鵜呑みにしてはいけないと思うし、添加物などをまったく摂らずに生活をするなんて、それこそ無理だと思う。
山にこもって自給自足生活ができれば、別かもしれないけど・・・
でも、少しでも事実を知って、気をつけていくことはできるはず。

その本によると、野菜はもちろん、旬のものをたくさん摂るようにとのこと。
ですよね!!


一週間分の食材を、添加物のないこだわり商品ばかりで買ってみたら、いつもより支払う金額が高くなったし、野菜は農家さんやファーマーズマーケットで、お肉はやっぱり精肉店、お魚は魚屋さん・・・と、昔ながらの買物の方法になっていることにも気づいた。あぁ、便利さと引き換えにしてきたモノの大きさが、今やっとわかった。

これからは、神経質になり過ぎないように、今まで以上に食べるものを意識しながら生活したいと思う。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。