提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【37】

2010年07月28日

得意技??使える??

    山田早織


来週オープンする飲食店のディスプレイを考え、悶々とした日々。
イメージはあるものの、どうやったらその通りにできるのか、乏しい頭の中身ではなかなか困難を要する。


ランチと居酒屋のお店。価格は安め。正直こだわりなどはあまり感じられない。
店内もさまざまな事情からあまり手を加えられず、とても無機質。
白い壁に、テレビがあるだけ。その他の装飾品は特にない。
無機質。。。私が最も苦手とする分野。
うーん。何とかならないものか。


お米は地元の美味しいお米を使うという。
お米の味って重要だよね!! うん、うん。じゃあ、そのお米をクローズアップしてみよう!

稲をたてて飾り、稲穂がたくさん垂れている田んぼのイメージで!!
この時期、田んぼに稲穂はなく、仕方なくドライフラワーの素材の稲穂を発注。(これがまた高い!どびっくり!)
ない頭でどうしたらいいのか考えつつも、オアシスやネットなどにさしてみる。
これって、稲穂の重みでどの位垂れてくるんだろう? そのまま一週間放置。


一週間後。。。
ぎゃー! やっぱり垂れてる! しかもぐったり。
は~、しょんぼり。これじゃさすがにヤバいよなぁ。
どうしたもんかとまた悩む。ホームセンターで使えそうな物はないか、アイデアは浮かばんか、とウロウロする。


これといった収穫もなく、明日はいよいよ施行日。
いいのか、このままでいいのか!! とぼとぼ帰宅した、そのとき!!

ぴろりろりーん!!(ひらめいた音) そうじゃん! 垂れて困るなら吊るしゃいいじゃん! 
ほらほら、手で刈ったあとの田んぼでやってるじゃん。干すだよ、稲を!
元はドライフラワー、きっとずっと吊るされていたはず。ならば従うのみ。
竹で土台を組んでそこに稲穂を引っ掛けていく形式に。
おお、どんどんイメージが膨らむ。イケる!!
希望の光が見え、翌朝手伝いの友人と、いざ出陣!!


作業開始から2時間。竹の土台作り完了。
稲穂をかけてウキウキ。
そうだ、きった茎の部分で刈り取った後の田んぼを演出しよう♪
あ、田んぼに残った茎から稲穂ってまたでるよね~。それもやっちゃお♪ つくっちゃお!‥‥なんていたずら心が芽生えた頃には、もう楽しくて楽しくて。


終わってみたら、「あぁ、私ってすばらしい!! なんてすばらしいの~!!」と自画自賛。拍手喝采。満員御礼。(意味なし)
なーんでもっと早く思いつかなかったかな~‥‥なーんて。
決まってる。。。。いつも行き当たりばったりだから。
加えてギリギリまで何もしないから‥‥。

わかってる、言われることも言いたいことも分かってる。今までさんざん言われて生きてきた。耳のタコも納得済み。
でも、追いつめられないとできないの。崖っぷちでしか力がでないの。だから私は伸びないの〜。

それはさておき、こんなディスプレイや箱庭、箱畑、田舎の風景は得意です!
今までは、頼まれればやる~ってくらいでいたけれど、本気で仕事としてやってみようか。
田舎の風景をあなたのお店に!!   ‥‥なーんて。
田舎の風景ビジネスでも始めるかなぁ。
だって、稲を刈り取った後の田んぼなんて知らない人が多いもんね。
もっとアピールするべきだよね!


。。。ということで、依頼をお待ちしております!(笑)
※子どもをおんぶしての作業を認めて下さる方限定(なんて図々しい!)

(あとは私の自慢の手作りかかし、赤い着物の「さっちゃん」を飾って完成! イエイ♪)

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。