提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと【21】

2009年01月19日

不況の波が…

山田早織


私が勤務している福祉施設では、精神障害者が就労するための訓練で
近所の農園に農作業に行っています。
そのほかに内職作業を請け負い、訓練として
バリ取りやらノズル挿しやらの作業をしています。
その内職のほとんどは自動車部品や携帯電話などの部品です。


年末まではそれでも問題なくきましたが、年が明けてびっくり・・・全く作業がない…
わぁぁぁ・・・世間の不況の波がこんな所にまで…!!


仕事はなくてもメンバーは来ます。
作業の時間も決まっています。
内職を探す一方で、今日を明日をしのぐ方法を考え・・・
目をつけたのは「農産物の加工品づくり」


  

とりあえず どんなことができるのか、手はじめに「きんかんジャム」を作りました。
もちろん事業としては成り立たないし、モノにするには時間も能力も足りず…
でもいつかは施設の特産品として販売できる日を目指し…(たい!!)

ジャムを作るナベをかき混ぜながら・・・
「う~ん。仕事がなくなると なんとなく農業分野に頼るのか・・・・」
とふと思う。
「ピンチをチャンスに!」とか よく言うけど、それだって限界がある。
ジャム作りがチャンスに変わることはなかなかないけど
新しいことにチャレンジするチャンスにはなったのか・・・


そんな私たちを受けとめてくれる農業分野ってやっぱりすばらしい。
メンバーにもジャム作りを通じてもっと農作業にも興味をもってもらいたい。
そんなことを思いつつ、今日もきんかんの皮をむく・・・
母なる農業に感謝をしつつ・・・
(結局 スタッフが消費するしかないジャム。。。
     今はとっても小さな小さな「地産地消」・・・・とぼとぼ)

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。