提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと 【18】

2008年10月01日

農家さんは職人さん

    山田早織


先日、勤務先の障害者施設のスタッフに誘われ
農業ジョブコーチの養成講座を ちらっとのぞきに行きました。


「農業ジョブコーチ」とは、障害者を雇用した農家さんと障害者との間に入り、
しばらくの間、障害者の作業指導をしたり、通訳の役割にあたる人のことです。
会場には、男性も女性も、若い方も年配の方も、たくさんいらっしゃいました。


「農業」「ジョブコーチ」「障害者雇用」・・・・
それぞれの方がどこかのキーワードにひかれて来ているわけで・・
(関心は高まっているけど実体はわからない・・・というのが本音のようですが。)
その場で私は発言する機会をいただきました。
施設で農作業の指導員(ジョブコーチ)をさせていただいて 2年ちょっと・・・

いろいろ悩みました。えぇ・そりゃもぅ・・・・・


特に私が接しているのは精神障害者のみな様。
楽しく、マジメに、そして時にどんより・・・
そして何より。
農家さんはお一人お一人みな職人さん。
同じ作業でもその農場に合わせて指導する必要があります。


言葉も 「そこらへんの」「こんぐらい」「まぁこんな感じ」「テキトウに」
と、具体的に「○cm」とか「○株」という指示がなかなか出ないものです。
それを私たちジョブコーチが、わかりやすく具体的な言葉に直して
障害者に伝える必要があるわけです。
人によってやりかたを変えることで効率が上がる事もあります。

作業能力が上がるかどうか、ジョブコーチにかかっている!

―――― というと自分にプレッシャーがかかるのだけど。
そんな意気込みでやっております。


これから農業ジョブコーチを目指す方が増えてくれれば
その分、障害者が就農できる機会が確実に増えてくるわけで。。。
とってもとっても期待は高まります!!

そのためにも 私は就労訓練の段階でみんな(障害者)に
農業の楽しさ、すばらしさ、そして大変さをしっかり伝えて 
鍛えていきたいと改めて感じました。


・・・ジョブコーチ・・・・・・
人のためになることをやっているようで
実は自分のためになっている、すばらしい仕事です。

(でもこの前、メンバーさん(障害者)に 石ぶつけられ・・・・・
未だへこんでます・・・しくしく)
でも 負けない。


やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。