提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


青虫の足あと 【8】

2007年11月26日

みかん狩りなら楽しいけれど・・・

    山田早織


静岡県は言わずと知れたみかんの産地。
三ケ日ではないけれど、私が住んでいる近くにもみかん園はたくさんあります。
もちろんみかん狩りを楽しむ観光客もたくさん来ます。

みかんの木


私が非常勤で勤務する精神障害者就労支援センターでも、
就労訓練の農作業で「みかん切り」が始まりました。
通常のメニューにプラスされるためセンターは大忙し。


私も非常勤の「非」がとれてしまうほどに出勤します。
メンバーの中には、毎年みかん切りに参加している「ベテラン」がいたり、
今年初の「ビギナー」がいたり。


みかんは枝から実を切り、その後ヘタが長く残らないように
もう一度ハサミを入れます。(2度きり)

ヘタ(茎)が残ると、コンテナに入れた時に他のみかんを傷つけてしまうから大変です。
これが簡単で大変。


・・・簡単で本当に大変・・・

「みかん切り」


きちんと切れているかどうか、メンバーのコンテナをチェックするのに一苦労。
何度もメンバーに注意しても「うっかり」はなかなか減らないもの。

メンバーが「うっかり」長く切ったヘタを
「うっかり」私が見落としてしまう・・・のはよくあること。
そして農園の方から注意を受け、申し訳なくしょんぼり。


もちろん傷ついたものや、鳥に食べられたもの等、
他にもチェックするところはあるのですが・・


    あぁ・・ヘタ・・


今の私はみかんのヘタで頭がいっぱい。


この作業を初めてやった時から、スーパーに並んでいるミカンも
ついつい「ヘタチェック」をしてしまう。


実は今まであまりみかんを食べなかったのですが、おかげさまで人並み以上に
食べています。
安く売っているみかんも、一つ一つ人の手で採られて・・
パチン パチンと2度切りされているんだなぁ・・・としみじみ。
(プロは一度でヘタ キレイ)


みかんに限らず、いろんな野菜、くだものも
人が手をかけたものなんだと改めて実感。


就労訓練の思わぬ副産物!!


そして明日もみかん切り。

やまだ さおり

静岡県浜松市出身。フランス料理店に勤務後、23歳で起業した(有)しあわせ家族代表取締役、園芸福祉士。培養土、花苗・野菜苗の販売のほか、庭づくりや商店のディスプレー、野菜の宅配など、関心とニーズのある分野に事業とボランティアを展開中。