提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


実録!農業者の経営相談 【4】

2007年07月13日

数戸で農業機械を購入した場合の扱い

      農業経営コンサルタント 志渡和男


【 質問 】
 農家4戸で農業機械を共同で購入しました。この場合、各経営でどのように扱うことになりますか?


【 回答 】
 農家が農業機械等を数戸共同で購入した場合は、その農業機械等の固定資産は共有ということになります。共有資産は各経営(各戸)で拠出した資金の額の割合での持ち分(所有)となります。したがって、各経営(各戸)の持ち分比率によって計算した減価償却費が必要経費となります。

 この場合、補助対象となった資産や借入金によって購入したなどによって、各経営の支出額が10万円未満となっても、付随費用も含めた実際の購入原価が10万円を超えていると、扱いは固定資産となります。


 (株)クボタのイベント“近畿夢農業”(京都府、2007年1月28日~31日)開催時に、経営相談コーナーに寄せられた相談を、数回にわたってご紹介いたします。

しど かずお

昭和13年秋田市生まれ、神奈川県横浜市在住。
神奈川県農業会議、神奈川県農業協同組合中央会に勤務。現在、アグロ・サポート代表、農業経営コンサルタント。
また、(社)全国農業改良普及支援協会専門調査員ほか、多機関でコンサルタント、委員を務め、農業法人関係、農業経営全般、 農業税制等について、幅広く経営分析・診断、アドバイス等をおこなっている。
著書「農業法人の設立」「ウェルカム経営診断」ほか、専門誌への連載等多数。