提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


「野菜ソムリエ」の元気を作るおいしい食卓【4】

2014年04月24日

「体験農園」今年度も始まりました!   

野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター 田代由紀子   


 私の住む東京都小平市には、市民が野菜作りを体験できる「体験農園」があります。4月はその新年度のスタート月。自由に野菜作りを行う一般的な家庭菜園とは異なり、農家が開設し、農園主の指導により本格的な野菜作りを行うため、良質な野菜が収穫できるのが魅力です。私も今年度で3期目になりました。

 種や苗、肥料、農機具などは農園主が準備してくれるので、ほぼ手ぶらで出かけるだけで種まきから収穫まで体験できるのも、継続できる理由の一つ。収穫時期には、まるで買い物に出かける感覚で野菜を収穫し、採れたての新鮮野菜が楽しめます。3m×10mの畑から、家族3人には十分すぎる野菜が収穫できます。


●4月 1回目
 新年度の最初はジャガイモの植え付けです。今年はキタアカリとトウヤの2種を育てます。ところどころ芽の出た種芋を、3等分にカット。芽の数が均等になるよう、縦に切るのがポイントだそうです。

 畑にロープを動かして印をつけ、その線に合わせ20cmほどの深さに溝を作ります。そこへ等間隔に種芋を上向きに並べ、そっと土をかぶせました。芽が出る日が、花が咲く日が、収穫できる日が、今から楽しみです。


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種芋(左)と種芋の植え付け(右)


 そして、まさか! の収穫がありました。本来なら3月中に片付けておかなければならなかった畑ですが、ちょっとした勘違いで放置状態になっていた昨年の作物コマツナ・カブの黄色い可愛い花が満開でした。


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コマツナの花(左)とカブの花(右)


 とう立ちしたコマツナの茎は捨てるに忍びないくらい、やわらかそうだったので、持ち帰ることに。畑にいた皆さんにもおすそ分けして、やっとキレイに片付きました。


【コマツナナバナのゴマみそ和え】
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 コマツナのナバナを食べやすい大きさに切り、さっと茹でてゴマみそ和えに。みその香りとナバナのほろ苦さがよく合います。いろいろな具材と合わせやすいこの和え衣は、わが家の定番です。


【材料】 4人分
ナバナ           適量
すりゴマ          大さじ2
みそ            大さじ1
みりん           大さじ2

     
【作り方】
1. すりゴマ・みそ・みりんをよく混ぜる。
2. ナババを食べやすい大きさに切り、さっと茹でる。
3. しっかり水気を切った1のナバナを2の和え衣と合わせてさっくりと和える。


●4月 2回目
 4月第2回目の作業は
○ネギの植え付け
○里芋の植え付け
○トマト・ナス・ピーマンの苗の植え付けとビニールかけ


 ネギは、チェーンポット栽培という方法の苗です。リボンのように長くつながった苗を
まっすぐに掘った穴に置いていき、そっと土をかけていきます。このあと、2週間に一度くらいのペースで土寄せを行い、白い部分を育てていきます。


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チェーンポット苗(左)とネギの植え付け(右)


 里芋は芽を上にして溝に並べ、土をかぶせます。里芋は今年初めての栽培なので、どんな芽がでるのか、どんな花が咲くのか、どれくらい収穫できるのかワクワクです。
 トマト・ナス・ピーマンは、昨年大豊作だったので、今年も楽しみです。特にトマトは、夏の暑い日の作業の時、真っ赤に熟れたトマトをガブリ! とかじった時のおいしかったこと!
 敷いたマルチに穴を開け、それぞれ植え付け。しっかり根がつくまで、風にたおされないよう、穴あきのビニールシートをかぶせておきました。


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トマト、ナス、ピーマンの苗


 これからどんどん気温も上がり、植物がぐんぐん成長する時期。緑いっぱいの畑になる日が待ち遠しいです。

たしろ ゆきこ

野菜ソムリエ・アスリートフードマイスター。「楽しく、美味しく、健康な生活を!」をコンセプトに野菜についてのコラム執筆、セミナー開催、レシピ考案などを行っている。ブログ「最近みつけた、美味しいコト。。。」で日々の食事メニューを発信中。