提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


野菜

サトイモ栽培の作業体系(普通作型)

2009年7月 9日

圃場準備                 ▼機械情報 土づくり 肥料散布

●硬盤破砕と湿害回避のため、プラウやプラソイラー等で深耕します。
●深耕は、硬盤があると根が深くまで伸長できず、乾燥時に芽なし芋や割れ芋が発生しやすくなるのを避けるため行います。 

プラソイラー(提供 :鹿児島県農業開発総合センター大隅支場農機研究室)
プラソイラー(提供 :鹿児島県農業開発総合センター大隅支場農機研究室)  

●センチュウ被害を回避するため、3年以上輪作します。
●センチュウの被害が予想される場合は、土壌消毒を行います。
●堆肥は、植え付けの1カ月前までに、2t/10a程度、散布します。
●土壌pHが5.5~6.5になるように、石灰資材を施用します。
●元肥は、植え付け15日前までに、全面に施肥します。

マニュアスプレッダーブロードキャスタ  
 :マニュアスプレッダー /  :ブロードキャスタ

植付け                    ▼機械情報はこちら

●大きさ50~70gの健全な種芋を、種子消毒後植え付けます。
●芋の芽を上にして1列に並べ、その後畦立てし、マルチをします。
●乗用型植付機では、中程度の種芋を用い、芽を下向きに機械にセットし作業します。
●畦立てマルチをしたあと、棒で穴を開け、芋を押し込む方法もあります。また、穴あけ後植え付ける移植機も利用されています。その場合、催芽芋を利用すると頂芽を上にして植えることができます。
●畦幅110cm、株間35cmで、種芋の頂芽から畦上面まで15cm程度の深さになるように植え付けます。

歩行型畦立てマルチャー乗用植付機
 :歩行型畦立てマルチャー /  :乗用植付機(畦立て・植付・マルチ同時作業)

芽出し

●植え付け後、作畦・マルチした場合は、芽出し作業が必要となります。
●芽出し作業が遅れると、マルチ下が高温となり、芽(葉)が焼けます。
●透明マルチの場合は、特に高温になりやすいので、早めに芽出しをします。

追肥 

●基本的には、植え付け時に全量施肥が主流です。
●無マルチ栽培の場合は、2回程度追肥し、管理機で土寄せします。
●土寄せは、根を切らないように早めに行います。

かん水

●サトイモは非常に水を好むので、定期的に灌水すると増収につながります。
●土壌が乾燥すると、芋に芽なしや割れが発生し、品質が低下します。
●灌水チューブ、スプリンクラー等で灌水する場合もありますが、畝間灌水が一般的です。
●5日おきに30mmを目安に、灌水します。

防除

●アブラムシやハスモンヨトウ等の害虫が発生するので、発生初期の防除に努めます。
●大面積では、ラジコン動噴での防除が一般的です。

ラジコン動噴
ラジコン動噴 

収穫・調製

●芋が十分に肥大し、市場に出荷できる大きさになったら収穫します。
●茎葉処理機で茎葉を細断した後、マルチ回収機でマルチを回収します。

自走式茎葉処理機マルチ回収機
 :自走式茎葉処理機 /  :マルチ回収機 

●畦を芋分離機で鎮圧すると、土の中で子芋が分離し、収穫が容易になります。 
エレベータ式掘取機は、3列分を1列に集めることができます。
●収穫後、除根毛機で根や簑毛を除き、選別し出荷します。 

         芋分離機掘取機
 :芋分離機 /  :掘取機

  除根毛機
除根毛機 

執筆者
三角 洋造
鹿児島県農業開発総合センター普及情報課

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