提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


野菜

長ネギ栽培の作業体系

2008年3月10日

圃場準備                     ▼機械情報はこちら 

「排水性改良」 
●深い耕土、肥沃で保水・排水性が良好な圃場を選定します。
●耕盤がある圃場ではサブソイラやプラソイラ等で耕盤破砕します。



「土壌改良・砕土」
●圃場に応じた良質堆肥、石灰分、りん酸分を施用します。
●酸性をきらい、りん酸の施用効果が高い。

  

播種                        ▼機械情報はこちら

(機械:ポットシーダー、播種機など)
「チェーンポット育苗」


●「CP303」(264穴)のチェーンポットを使用します(10a当たり約70冊程度)。水稲育苗箱にクラパピーを敷きます。
●コート種子を1穴に2、3粒播種します。

 「セル成型育苗」


●「POT220」(220穴)のセルトレイを使用します(10a当たり約55トレイ程度)。
●コート種子を1穴に3粒播種します。

「共通」
●床土は市販培土で保水性の良いものを使用します。450~500L必要です。
●覆土は3mm程度でよく、覆土後は鎮圧、かん水します。不織布等でベタガケした上から、灌水します。 
 POT:セル成型苗
 CP:チェーンポット苗 (ひっぱりくん用)
 (BP):チェーンポット苗 (スーパーひっぱりくん用) 



【播種作業のポイント】
・培土はやや固めに詰め、外側の土の量が少なくなりがちなので注意します。
・播種後、覆土3mm程度。覆土後は鎮圧、かん水します。不織布等でベタガケした上から、セルトレイやポットの底面からしみ出る程度にかん水します。
・かん水後は床土の乾燥を防ぐため、シルバーポリトウ等で覆い、発芽まで乾燥させないようにします。

定植準備

「植付溝掘り」
(使用機械:小規模:歩行型管理機FTN7(6.2PS)、中・大規模:移植床畝成型機TL-2(2条))
●畝幅100~110cm
●溝幅15~25cm
●深さ15~20cm


左から上から 作畦・施肥作 / 額縁明きょ掘り

「基肥施用」
●追肥体系の場合:基肥は植付溝掘り前に全面散布しロータリ耕をします。
●全量基肥体系の場合:植付溝掘り後に、植え溝の底に全量施肥します。緩効性肥料を利用すると、追肥体系のチッソ全量と比較して、2~3割減肥が可能です。

【定植準備作業のポイント(注意点)】
械移植は、特に溝底の砕土率が植え付け精度、能率に影響するので、耕起・砕土は十分に行います。

育苗管理

●根鉢形成をよくするため、セルトレイは育苗ベンチに置きます。
●発芽まで20℃に保ちます。発芽したらベタガケ資材を除去し、15~20℃に保ちます。
●かん水は朝に行い、育苗後半は灌水量を控えめにします。定植前日は十分かん水します。
●育苗日数はおおよそ60日前後です。

植付け

「定植苗の大きさの目安」
●草丈15cm、葉数2~3枚、太さ1.5~2mm
●根鉢が十分形成されていること。 

「株間」
●ひっぱりくんの場合、株間は5cmとします。
●全自動移植機の場合、株間は8cmとしますが、1穴2粒播きの場合は、株間5cmとします。


左から上から 全自動移植機 / スーパーひっぱりくん

定植後の管理

「追肥」
●追肥体系の場合、追肥の第1回目は定植後30日頃に、第2回目はその20日後、第3回目はさらに20日後に行います。



「培土(土寄せ)」 
●培土、土寄せの目安:
定植後、ねぎが8~10mm程度になったら除草を兼ねて若干埋め戻します。その20日後頃に、畝が平らになるようにします。その後は25日前後の間隔で土寄せを行い、最終回は収穫30日前頃に行います。
●土寄せは、分岐点から1cmほど下まで行いますが、最後の土寄せだけは、分岐点の5cm位上まで行います。

防除                         ▼機械情報はこちら 

●べと病、さび病、黒斑病、ネギコガ等の発生に注意し、予防を主体に計画的に防除します。
●茎葉に薬剤が付着しにくいので、浸達性のよい展着剤を使用します。

  

収穫・調製                       ▼機械情報はこちら

●軟白長や太りをみて、出荷基準に達したら収穫します。

【収穫機の特徴】
○自走式収穫機(HG-100K)(ソフィ)



 作業姿勢が楽で、葉折れがありません。作業時間は特段短縮とはなりませんが、軽労化評価が高く、経営規模が大きい農家で導入されてきています。

○アタッチ式収穫機(NK1)



 作業姿勢が楽で、葉折れがありません。自走式収穫機の3分の1の価格で、中規模農家で普及性があります。

○収穫キャリア(DN300)
 座りながら楽に作業ができ、ねぎに土が付いたり、汚れる心配がありません。比較的安価なので、小規模農家で普及性があります。

●生葉3枚程度付け、皮むき機を利用して調製し、出荷規格に従い箱詰めします。

 
調製作業(皮むき)

(※画像にマウスポインターを置くと、説明文が表示されます。また、クリックすると大きく表示されます)

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