提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


米ぬかを使った除草法

2009年4月 9日

はじめに

●農薬に頼らない除草法のひとつに「米ぬかによる除草法」があります。
●米ぬかで地面を遮光するとともに、米ぬかが腐敗して、土壌表面が酸欠状態になることにより、雑草の出芽・伸長を抑える技術です。

資材形態と必要量

●米ぬかは、湿気の少ない場所に保管しておいたものを使用します。
●効果を得るには、10アール当たり150kg~200kgの米ぬかが、必要です。

作業の手順

●代かきの際に、田面をできるだけ均平にしておきます。
●散布前には、田面が露出しないように、水深を5cm程度にしておきます。
●田植え後1~5日(ノビエ1葉期まで)に、ムラがないように、田面に均一に、手で散布します。
●散布後は、水のかけ流しはしません。

散布状況(処理翌日)
散布状況(処理翌日)

肥料の増減

●米ぬかには、窒素分が2.5%程度含まれていますが、表面散布なので、肥料としての効果はほとんど認められません。
●したがって、肥料を増減する必要はありません。

栽培上の留意点

●散布後2週間程度は腐敗臭が強いので、住宅に隣接するような水田では、実施しないようにしましょう。
●田んぼに水を入れながら流し込む方法もありますが、均一に広がらない場合が多いので、半分は流し込みでやり、残り半分はムラを補正しながら手散布した方がよいでしょう。
●ヒエや一年生広葉雑草には効果が高いですが、多年生雑草には効果が低いようです。 

米ぬかの除草効果と水稲の減収率
米ぬかの除草効果と水稲の減収率

執筆者 
福島裕助
福岡県農業大学校

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