提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


土づくり

土づくり編(6) 緑肥、わら、収穫残さのすき込み

2011年12月 5日

●土づくりにおいて、緑肥の活用は土壌物理性、化学性だけでなく、病原菌や有害センチュウの密度低減、雑草抑制等の生物性改善にも有効な手段です。
●緑肥や残さ、わら等は、作付け前に効果的にすき込む必要があります。

プラウ耕によるすき込み

「土づくり編(3)耕起」を参照
 

ロータリ耕によるすき込み

「標準ロータリ」 
●すき込み作業は、標準ロータリで可能ですが、残さ等の埋没が完全でないため、後作まで十分時間をおく必要があります。

「逆転ロータリ」 
●大きな土塊が下に、砕土された細かい土が上になり、残さ等の埋没性に優れます。

「残さすき込みロータリ(2ウェイロータ)」 
●残さ、わら等を効果的にすき込めるロータリです。
●すき込み作業に適した爪の形状、配列によって残渣をより細かく裁断し、標準ロータリより深い層まですき込みます。
●レーキを装着しており耕うん、すき込みと同時に細かい土が上に来るよう、土層を調節できます。
●1回の耕うんで十分なすき込み作業が可能です。


2ウェイロータ

(参考)
「土づくり編(4) 耕うん、砕土、整地」

すき込みの前処理

●残さ、緑肥等を立毛のまますき込むこともできますが、事前にフレールモア等で裁断することで、作業機への巻き付きが少なくなり、効率的な作業ができます。

「フレールモア」 
●刈り刃が自由に動くように回転軸にピンで取り付けてあります。 
●軸が回転すると、刈り刃が遠心力で広がり、草をたたき切るように裁断します。


フレールモア


フレールモアの刃(2種類)

「ストローチョッパ」 
●フレールモアと同様の構造ですが、フレールモアより大型で、刈り株、緑肥の裁断に適しています。


ストローチョッパ

例 :残さのすき込み作業

●田畑転換圃場において、キャベツ残さの腐熟促進のため、石灰窒素を施用し、裁断・すき込みを行いました。


ブロードキャスタによる石灰窒素散布(10kg/10a)


フレールモアによる裁断


2ウェイロータによるすき込み


裁断すき込み(左)とロータリのみ(右)の比較。
ロータリのみに比べ、裁断すき込みは、非常にきれいな仕上がり


 ●土づくり編(5) 肥料散布・土壌改良資材散布
   ●土づくり編(7) 土づくり編(7) 土壌消毒 -ガスと粒剤を中心とした消毒方法   

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