提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


今月の農作業

今月の農作業(12月)

2013年11月25日

本格的な寒さの前に防霜・防寒対策を

 日増しに寒さも厳しくなるため、菜園の冬支度が必要になります。
 防霜・防寒対策には、葉の結束(ハクサイ)、株元への土寄せ(ダイコン、ニンジン)、べたがけ(主に葉茎菜)などがあります。
 先人の知恵で葉の付いた竹を挿して、軽い霜除け、風除けを行なっている例もあります(写真)

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「べたがけ」資材の被覆

(1)ホウレンソウ、コマツナでの被覆
 いずれも耐寒性が強い作物ですが、生育が遅れている場合は、不織布を「直がけ」して生育の促進を図りましょう。不織布は、株の伸長を考慮して、たるませてかけるようにします。
 収穫期に近づいたら日中は被覆を外して、直射日光を十分に当てましょう。

(2)ブロッコリーでの被覆
 晩生種の収穫はこれからです。寒さで葉が傷まないよう、また、鳥(ヒヨドリ等)の食害を防ぐためにも、不織布、または寒冷紗の「浮きがけ」を行ないましょう。
 キャベツ、ハクサイなどでも同様の対策をおこないます。

(3)レタスでの被覆
 玉レタスは、不織布のべたがけをしても、凍結による腐敗を防ぐことは困難です。
 リーフレタスは、玉レタスよりも耐寒性が強いので、外側の葉をむく程度で年内までの収穫は可能です。

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(4)サヤエンドウでの被覆
 寒冷紗の被覆は防霜効果があり、寒さによる生育不良や欠株も少なく、生育も揃います。スナップエンドウ、ソラマメでも同様の効果があります。

ニンジンの土寄せ

 根の肩部が露出していると寒さで凍り傷みます。  3月まで収穫する場合は、株元に軽く土寄せをします。

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▼「ニンジン」 栽培についての詳細はこちら

ミニ情報

【「べたがけ」資材の特徴と使用法】
 「べたがけ」資材は、軽い保温性、通気性、透光性、透水性があり、軽くて取扱いやすいため、発芽促進、生育促進、凍霜害防止、防風、防虫、防鳥、遮光、品質向上等を目的に幅広く利用されています。
 主な資材は表のとおりです。
 種類により素材が異なり、保温性、耐候性(丈夫さ)、耐用年数等に違いがあり、価格も異なります。

主なべたがけ資材の種類と特性
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 被覆方法には、軽さを生かした直がけ、浮きがけ等があります。
 被覆前には病害虫の防除、除草を行ないます。

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 :直がけ(長繊維不織布)
 :浮きがけ(寒冷紗)


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 :浮きがけ(割繊維不織布)
 :トンネルがけ(寒冷紗)

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