提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


葉茎菜類

アスパラガス (ユリ科)

2014年2月25日

栽培のポイント

2013asupara_1.jpg●耕土が深く、排水のよいところを選びます
●有機物(堆肥)は多めに施します
●翌年を考えて、収穫は早めに打ち切ります
●酸性を嫌います
●難病の茎枯病に注意します

品種

幼茎の着色の有無から青茎系と着色系(※) の2種類があります。
青茎系は温度が低くてもアントシアニンが発生せず、幼茎が軟弱で収量が少なく、着色系は低温で幼茎が紫色になり、硬くなる欠点を持っています。
収量が多く、品質のよい着色系のメリーワシントンがおすすめです。

茎にアントシアニンが出て薄い赤紫色になる

栽培ごよみ

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 (南関東標準) 

苗づくり

タネをまく畑は、日当たり、排水及び通気性のよい、土の肥えたところを選びます。
本畑1aには20㎡の苗床が必要です。
10㎡当たり堆肥20kg、有機化成(6-6-6)2kg、有機石灰2kgを全面に施して土とよく混ぜます。
整地後うね幅45cm、株間10~12cmで、1か所2粒ずつまき、厚さ3cmに土をかけます。

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発芽までに約20日くらいかかるので、土が乾いたら適宜かん水します。
また、有機質肥料を1㎡当たり50gを施します。
秋には草丈50~60cm、茎数5~6本の苗ができます。
地上部が枯れたら地際から刈り取り、根株を翌年の3月下旬から4月上旬にかけて植え付けます。

畑の準備

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植付け

うね幅150cmの平床に、株間30~45cmに苗の根株を広げるようにして植え、芽が隠れる程度に土をかけます。

植付け後の管理(2年目以後)

●間引き
草丈が15cmぐらいになったころ、1本に間引きます。

●追肥 :
有機化成肥料(6-6-6)を10㎡当たり1kg施します。
 ○第1回目 :春の芽出し肥として2月中~下旬に
 ○第2回目 :夏肥として収穫直後に
 ○第3回目 :秋肥として8~9月の秋芽がでる前に

●茎葉の刈取り
秋に茎葉が枯れてきたら、鎌で地際から刈り取り、乾燥させて焼却処分します。

●かん水
うね全面に敷きわらか、刈り草を敷きます。
夏の高温期には適宜かん水します。

主な病害虫

●主な害虫
クビナガハムシ、ヨトウムシ
●主な病害
茎枯病、斑点病、立枯病

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ヨトウムシ(中齢)

(提供 :社団法人日本植物防疫協会)
(文中の画像をクリックすると大きく表示されます)

収穫

植付け後2年目から収穫できますが、2年目の収穫は少なく、3年目から通常の収穫量となります。
幼茎の長さが25~28cmになったころ、鎌かはさみで地際から切り取ります。
収穫の際は、細い幼茎もすべて取るようにします。

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年ごとの収穫日数は、次のとおりです。
2年目は収穫量はまだ少なく、普通に収穫できるようになるのは3年目からとなります。

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ミニ情報

アスパラガスの軟らかい茎は食用となり、ゆでたり、炒めたり、焼いたりして食べるほか、加工品として缶詰やピクルスにも利用されています。

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