提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


果菜類

スイカ (ウリ科)

2010年1月29日

栽培のポイント

●強い光を必要とするため、天気が悪いとおいしい果実がとれません
●雌雄異花なので、人工授粉で着果させます
●リン酸の少ない火山灰土では、リン酸質肥料を施します
●根は縦横に広く伸び、深く張るので、土は広く深く耕します

品種

●丸い大玉 :縞王・甘泉・秀山 など
●大玉枕形 :紅まくら
●小玉    :赤肉の紅しずく、黄肉のニューこだま など

栽培ごよみ


 (南関東標準) 

苗の準備

本葉4~5枚程度の大苗が適期苗です。
良い苗の条件である、
 ●葉と葉の間が伸びすぎず、ガッチリしている
 ●葉は濃緑色で厚く、つやがある
 ●病害虫がついていない
などに注意して、苗を選びましょう。

畑の準備

suika_jyunbi.jpg

植付け

植付け日の朝は、たっぷりかん水しておきます。
植付け後は風害を受けやすいので、三角の紙テントをかけるか、天井を切ったポリキャップをかけるようにします。

整枝と誘引



●大玉スイカ
生育の揃った子づるを4本残し、16~22節あたりの3番花につけます。
これよりも低い節につけると、玉が小さく扁平になりやすくなります。
逆に、高い節につけると大玉になりますが、玉が膨らみすぎて、変形果や空洞果、裂果が多くなります。
着果節位までの側位は、早めに取り除きます。

●小玉スイカ(イラスト参照)
生育の揃った子づるを4本残し、1番果を3個取りにします。
着果節位以降の孫づるは、草勢をみて放任とします。

着果

交配は3番果を中心におこないます。 
授粉作業は、朝8~10時頃、花粉がでたら、1個の雄花で1個の雌花におこないます。着果節位は、20節前後につけます。
果実が鶏卵大になったら、2~3本仕立てで、株当たり2個残すことを目標に摘果をします。

着果後20日から、玉直しを2~3回行って、色まわりを均一にし、形を整えます。
収穫10日前には、スイカをまっすぐに立てます。

玉直し :まんべんなく太陽に当たるようにし、光の当たりづらいところもきちんと色づくようにすること。玉回しとも言う。


 

主な病害虫

●主な害虫
ウリハムシ、アザミウマ類、アブラムシ類、マメハモグリバエ、ハダニ 
●主な病害
べと病、疫病、炭そ病、うどんこ病、つる枯病



ワタアブラムシの多発生によるすす病の発生


左から上から 炭そ病 / 疫病 / つる割れ病 (提供 :社団法人日本植物防疫協会) 


収穫

収穫適期の判定は、着果節の巻きひげの枯れ込みなどを参考にします。
軽くたたき、ぽんぽんと濁音であれば果肉がやわらかく、完熟している目安となります。

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