提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


果菜類

カボチャ (ウリ科)

2010年1月26日

栽培のポイント

kabocha_image01.jpg ●肥料を吸収する力が強いので、与えすぎに注意します
●雌雄異花なので、人工授粉で着果させましょう
●リン酸の少ない火山灰土では、リン酸質肥料を施します
●根は縦横に広く伸びて浅く張るため、まわりを広くあけておきましょう
●茎葉が旺盛に育つので、整枝を工夫します

品種

●日本種 :白菊座や黒皮早生など
●西洋種 :みやこ、えびす、ほっこり、芳香、くりひろ、九重栗など 
       (ミニカボチャ)ほっこり姫、栗坊、坊ちゃん、バターナッツなど
●べぽ種 :つるなしズッキーニ

栽培ごよみ

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 (中間地) 

苗の準備

良い苗の条件である、
●葉と葉の間が伸びすぎず、ガッチリしている
●葉は濃緑色で厚く、つやがある
●病害虫がついていない
などに注意して、苗を選びましょう。

畑の準備

 

植付け

本葉4~5枚程度の時期が定植の適期です。
定植日の朝にはたっぷりかん水しておきます。

定植後は苗が風害を受けやすいので、三角の紙テントをかけるか、天井を切ったポリキャップをかけるようにします。

整枝と誘引

低温・短日で、雌花のつきが早まります。雌花は第8~9節につき、その後4~5節おきに果実をつけていきます。
つるが伸びたら、親づると子づるの一番よいものを2本残して、計3本仕立てとします。

7節までの雌花は、奇形が出たり肥大が悪くなるため摘果し、10~13節に第1果を付けます。栄養を集中させるため、果実が肥大を始めるまでは、孫づるは小さいうちに除去します。
 

人工授粉

カボチャは虫媒花なので、昆虫がこないと実がなりません。
そこで、開花日の朝は、遅くとも9時頃までに、雄花の花粉を雌花の柱頭につけて授粉をします(ズッキーニは必要ありません)。

人工受粉には、筆先に花粉を集めて柱頭にこすりつける方法と、おしべの先に花粉を直接こすりつける方法があります。
交配がすんだものは、棒や細い化繊のヒモなどで目印をつけておきましょう。

玉なおし

着果後30日経過した頃に、カボチャの設置面が着色せず、黄色くなっているところがあれば、果実を少し回して日にあたるようにすると、均一に着色します。

追肥

果実が肥大しはじめたら、10㎡当たり300g程度の有機化成肥料を通路に施します。
1番果が10cm位になった頃、500g程度を追加します。

主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ、ウリハムシ(ウリバエ)、オオタバコガ、ネコブセンチュウ 
●主な病害
べと病、疫病、うどんこ病



左から上から うどんこ病 / 疫病(初期) (提供 :社団法人日本植物防疫協会) 

収穫

開花してから45日以降、果実の表面につやがなくなり、果皮につめが立たなくなるほどに堅くなって、果梗部のコルク化が進んだ頃が収穫適期(完熟)です。

日本カボチャは果皮に白く粉をふく状態になった頃、幼果を食べるズッキーニは、開花後7~8日たって、果実がキュウリ位か、やや大きくなった頃に収穫します。
よく熟した状態で収穫したカボチャは、3~4カ月も保存することができます。

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